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暗黒童話(乙一)

事故で記憶と左眼球を失ってしまった菜深。やがて提供者が見つかり移植手術を受けることになった。手術は成功したが、菜深はその時からさまざまな光景を見るようになる。眼球の元の持ち主の記憶をたどる旅が始まった・・・。

眼球が菜深に見せるさまざまな記憶の断片。それらを手がかりに、菜深は元の持ち主和弥の事を調べ始める。和弥の死と謎の失踪事件の関係は?読んでいて怖いというよりグロテスクで気味が悪かった。失踪事件に関わる男が持つ不思議な力が作り出す奇妙な世界は、読みながら想像したくはなかった。もし映像として見せられたのなら耐えられないだろう。それにしても作者はよくこういう話を作り出したものだ。ただ感心するのみ。乙一ならではの世界だと思う。結末は、一応解決したということになるのだろうか。とても気がかりな部分も残っているのだが。



| 乙一 | 14:50 | comments(0) | ゆこりん |


銃とチョコレート(乙一)

金持ちの家から、金貨や宝石を盗む怪盗「ゴディバ」。彼は犯行現場にいつも「GODIVA」と書かれたカードを残していった。少年リンツは父からもらった聖書の中に、1枚の地図を発見する。その地図の裏には、ゴディバの残したカードの裏に描かれたのと同じ風車の絵が!彼は探偵ロイズに手紙を出すが・・・。

児童書にしては内容がすごい!正義は正義のまま終わらない。生きるためには何でもあり!?作者の読み手へのメッセージはものすごいインパクトだ。これって本当に児童書なの?と思ってしまう。だが、作者らしいよさが出ていたと思う。既存の児童書にありがちな結末に持っていかないところは、斬新なものさえ感じる。世の中は厳しいんだ。だから自分の手で何とかしなきゃならないことがたくさんある。読んだ人はきっとそう思うだろう。大人でも充分楽しめる作品だった。親子で同じ本を読むのも、いいのではないだろうか。



| 乙一 | 17:42 | comments(0) | ゆこりん |


死にぞこないの青(乙一)

ふとした誤解から、担任の先生やクラスメートからいじめられるようになった。弁解もできないまま、クラスの中で孤立していく。やがて芽生える憎悪。マサオは自分の傍らに、青い少年の存在を感じるようになる。

物事をはっきりと言わない性格のマサオにもどかしさを感じる。人は自分より弱い人間をいじめたがる。いじめられたまま自分の殻に閉じこもっていては、負けてしまう。いつまでも同じ状況が続くだけだ。それを打ち破れるだけの強さや勇気があれば・・・。だが、すべての人が強さや勇気を持っているわけではない。現実の中でも繰り返される悲劇。それを無くすることはできないのだろうか。



| 乙一 | 16:52 | comments(0) | ゆこりん |


失はれる物語(乙一)

愛していたはずなのに・・・。妻と言い争いばかりする日々。ある日男は事故に遭い、右手の人差し指だけしか動かせない体になってしまった。妻が自分にとってかけがえのない存在だったと気づいたとき、男の取った行動は?表題作を含む6編を収録。

人間はなんて悲しい生き物なのだろう。傷ついたり、傷つけられたりするのが怖くて、人と接することを恐れている。だがそういう人ほど心の奥では誰かをいつも求めている。一人でも平気と言う人ほど、一人じゃいられない。ここに描かれているひとつひとつの物語が、心にしみる。人の心を救えるのは、やはり人のやさしい心しかない。作者の思いがこの作品を通して、切々と胸に伝わってくる。



| 乙一 | 20:22 | comments(0) | ゆこりん |


GOTH(乙一)

殺人事件が好きな少年と、いつも死を考えている少女。二人のまわりで、バラバラ殺人事件、手首だけを切断するリストカット事件など、不思議なそして異常な犯罪が起こる・・。

「なぜこんな作品を書く?」「なぜこんな作品を読ませようと思ったのか?」「なぜこの作品を出版したのか?」読み始めたとき、そう思った。しかし、ここに書かれているような出来事は、実際にこの世の中で起こりうることであり、残虐性は人それぞれの心の中に、大なり小なり存在するものだ。人間の持つ特異性は、決して一部の特別な人間だけのものではない。何気ない平凡な生活を営む人間の中にも潜んでいる。もちろん私の中にも・・。そのことに気づき、視点を変えて読むと、この作品の持つ輝きが見えてくる。目をそむけたくなるような描写の向こうに、作者の真意が見えてくる。



| 乙一 | 11:28 | comments(0) | ゆこりん |


夏と花火と私の死体(乙一)

「私、健君が好きなの。」
そう言った時、五月は健の妹の弥生に木から突き落とされ、殺される。「死体を隠さなきゃ。」健と弥生は五月の死体を安全な場所へ隠すため、四苦八苦する・・・。

死体を抱えた兄妹の様子がテンポよく書かれていて面白い。殺された五月が「わたし」という一人称で語るという、今までにない形で書かれているのもユニークだ。この作品は、作者が16歳の時に書かれ、17歳の時に発表されたものだ。当時、作家たちが騒然となったというのもうなずける話だと思った。



| 乙一 | 14:02 | comments(0) | ゆこりん |


暗いところで待ち合わせ(乙一)

視力を失い一人静かに暮らすミチルの家へ、殺人事件の犯人として追われるアキヒロが逃げ込んできた。アキヒロは気配を隠し、居間の隅にうずくまる。しかし、ミチルはそのことに気づいてしまう。危険を避けるため、気づかないふりをして生活しようとするミチルだが・・・。

他人との関わりを避けるように生きてきた二人が、しだいに心を通わせていく様子が印象的。新たな人生を歩み始めようとする二人の姿には、ほろりとさせられた。心温まる作品。



| 乙一 | 14:57 | comments(0) | ゆこりん |