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吉原手引草(松井今朝子)

舞鶴屋の花魁葛城はなぜ消えたのか?さまざまな人たちの証言から浮かんできた葛城という花魁の生き様。最後にたどり着いた真実とは?直木賞受賞作品。

葛城はもう過去の人。思い出の中に生きている。だが、さまざまな人の証言は、葛城という一人の花魁の人物像を、鮮やかに浮き彫りにしていく。証言が集まれば集まるほどそれは明確になっていくが、その過程がとても面白く感じた。吉原についても作者は驚くほど丹念に調べて描いている。その描写もとても興味深いものだった。葛城失踪の謎、そしてこの作品では一言もしゃべる場面は出てこない、証言を集める男の正体。すべての謎が明らかになったときは、爽快感を覚えた。読み手をどんどんのめり込ませる、味のある作品だった。



| ”ま” その他 | 16:34 | comments(0) | ゆこりん |


告白(町田康)

彼はなぜ10人もの人を殺したのか?明治26年5月25日、熊太郎は弥五郎と共に、松永傳次郎宅などを襲った!被害者の中には幼い子供も含まれていた・・・。実際にあった事件を、作者独自の視点で描いた作品。

熊太郎は、実際はどんな人物であったのだろう?作者は熊太郎を、心の中の思いと言葉が一致しない人間として描いている。このことが彼自身を自ら追い詰めていくことになるのだが。熊太郎の生い立ち、そして大事件への軌跡。それらはとても興味深いものだったが、ちょっと長すぎるような気がする。熊太郎の心情を描いた部分も、だらだらとしている。作者はこんな事件を起こした熊太郎という人物をどういうふうに思っているのか?そのことが全然伝わってこない。単に面白おかしく書かれたもの・・・ただそれだけの印象だった。



| ”ま” その他 | 18:11 | comments(0) | ゆこりん |


スパイク(松尾由美)

ビーグル犬のスパイクを連れて散歩をしていた緑は、幹夫という男性に出会う。幹夫が連れていた犬もビーグル犬で、しかも名前がスパイク!お互いに親しみを感じた二人は次の土曜日にも会う約束をするが、幹夫はいつまでたっても現れなかった・・・。

幹夫が現れなかったのはなぜか?緑はスパイクを連れて幹夫の行方を捜す。次々に明かされる真実。そして幹夫という人物についても・・・。緑がなぜ幹夫に惹かれたのか?その理由が分かったときに、ちょっと切ない気持ちになった。近くて遠い存在の幹夫ともう一匹のスパイク。私にももしかしたら、幹夫のような存在の人がいるかもしれない。そう考えるとわくわくしてくる。この世の中にも、まだまだ不思議なことがありそうだ♪



| ”ま” その他 | 15:42 | comments(0) | ゆこりん |


血液魚雷(町井登志夫)

心筋梗塞で運ばれてきた患者は、放射線科医石原祥子の元恋人の羽根田耕治の妻だった。血栓除去の治療中、モニターに不気味な影が写る。「アシモフ」と呼ばれる最新装置で見た血管の中には、今まで見たこともない不気味な生物がうごめいていた!

現代版「ミクロの決死圏」と言われるように、この作品に描かれているのは人間の体内の世界だ。小宇宙と呼ぶにふさわしい、私たちが決して見ることの出来ない世界を、リアルに描き出している。この中で人間と未知の生物の戦いが始まる。限られた時間の中での息詰まる展開は圧巻。ただ、未知の生物については、途中で想像がついてしまった。ラストも、途中が緊迫した展開の割には物足りなかった。あっけないというか、拍子抜けしたというか・・・。



| ”ま” その他 | 16:29 | comments(0) | ゆこりん |


雨恋(松尾由美)

ニューヨークに行く叔母に頼まれて、マンションの留守番をすることになった渉。雨の日に彼の前に現れたのは、以前この部屋で死んだ女性だった。彼女の名前は小田切千波。自分を殺した犯人を捜していた・・・。

雨の日だけに現れる千波。なぜ死んだのか?真相が少しずつわかるたびに、最初は声だけだった彼女の姿も少しずつ見えてくる。初めは気味悪がっていた渉だが、次第に彼女に惹かれていく。だが、どんなにお互いを思っても、決して結ばれることはない。そして全てが明らかになったとき・・・。ラストは予想がついたけれど、それでもたまらなく切なかった。



| ”ま” その他 | 17:25 | comments(0) | ゆこりん |


ミッキーマウスの憂鬱(松岡圭祐)

人々に夢と希望を与える東京ディズニーランド。21歳の後藤は、あこがれのディズニーランドでバイトをすることになった。張り切って仕事をしようとする彼だが、ディズニーランドの裏側の実態をいやというほど知ることになる。その実態とは?

一歩踏み込んだらそこは別世界。まるで異次元の世界に迷い込んだようだ。ディズニーランド♪初めて入った人はきっとそう感じるに違いない。夢のある世界で、夢のある仕事をしたい。そんな後藤の願いは1日目から砕け散ることになる。正社員、準社員間の確執。また、準社員間でもトラブルが起きる。夢と現実の違いは大きかった。だが彼は、さまざまな出来事を通して知ることになる。「自分たちがこのディズニーランドを支えている!」と。ディズニーランド・・・。いつまでも人々に夢を与える場所であってほしい。



| ”ま” その他 | 15:23 | comments(0) | ゆこりん |


恋火(松久淳+田中渉)

アロハシャツの奇妙な男ヤマキに、天国の本屋に連れてこられた「リストラされたピアニスト」の健太。彼がそこで会ったのはピアニストの翔子だった。一方現世では、翔子の姪の香夏子が花火大会のため、昔花火師をしていた、翔子の恋人だった瀧本に会っていた。愛し合っていた二人の思いはつながるのか?天国の本屋シリーズ。

天国と地上で別々に進むストーリー。それが花火大会の夜に重なり合う、とても素敵な物語だ。花火師の瀧本と翔子の結ばれなかった恋。だがその思いは確実に、健太と香夏子に伝わっていく。ピアノと花火が溶け合った時、そこにまたひとつの物語が生まれた。ヤマキの粋な計らいには拍手!ラストの場面がとても印象的だった。



| ”ま” その他 | 21:02 | comments(0) | ゆこりん |


昭和史発掘(八)(松本清張)

昭和初期、永田中将斬殺事件を利用して、皇道派は法廷闘争を策すが、失敗。折から第一師団が満州に出勤するという噂に、急進派の青年将校は時期尚早とする慎重派を押さえて、ク−デタ−決行の準備に取りかかる・・。2.26事件へどのようにしてつながっていったのか、興味深く読んだ。



| ”ま” その他 | 19:09 | comments(0) | ゆこりん |


ある詐欺師の風景(村松友視)

ある結婚詐欺師が、過去に関わった女性を懐古する形で描かれた作品が中心となっている短編集。人は信じたいと思うものを信じ、自分を愛する者を愛してしまうもの。この鉄則を疑わないこと。それが結婚詐欺師の条件だ!こう言い切る男が見た風景とは、はたして?哀愁が漂うような作品。



| ”ま” その他 | 16:25 | comments(0) | ゆこりん |