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幸福な結末(辻仁成)

移植された角膜が見せる一人の男の幻。角膜提供者の女性と、いったいどんな関係があったのか?ブリュッセルから日本へ・・・。ヴァレリーはナツキマサトに会うためにやって来た。

角膜にも持ち主の思いが宿るのか・・・。ヴァレリーは次第に、自分だけにしか見えない男性に惹かれていくが、それが自分の思いなのか、提供者であるベアトリスの思いなのか分からなくなってしまう。確かめたくても確かめきれないもどかしさ。ナツキは自分を愛してくれているのか?それとも自分の中にひそかに生きるベアトリスを愛しているのか?行き場のない「愛」が漂う。作者の独特の感性が光る作品。だが、現実感がなく、ふわふわとしたあいまいな印象を受ける。感動的な作品なのかと期待して読んだのだが、ちょっと裏切られた感じだった。



| 辻 仁成 | 16:37 | comments(0) | ゆこりん |


海峡の光(辻仁成)

青函連絡船の勤務を辞め、函館の少年刑務所の看守になった斉藤の前に、かつての同級生が受刑者のひとりとなって現れた。花井修。彼は、斉藤に対するいじめの首謀者だった。

花井が現れた時から、斉藤の心の中は花井のことで占められるようになった。いじめほど残酷なものはない。いじめられた子供の心の中には、癒やすことの出来ない傷が残る。斉藤は花井におびえ続けていた。自分の方が優位な立場なのだと自分自身に言い聞かせようとしても、不安が押し寄せてくる。小学生の頃から、花井と斉藤の立場はずっと変わることがなかったのではないだろうか。それは、看守と受刑者という間柄になっても・・。斉藤はこれからもずっと、函館の街から、そして花井の存在から、抜け出せずにもがき続けるのか?連絡船のように、心の「海峡」を渡ることは、はたしてあるのだろうか。



| 辻 仁成 | 08:19 | comments(0) | ゆこりん |


サヨナライツカ(辻仁成)

仲間たちに光子との婚約の報告をする会で、豊は一人の美しい女性真中沓子を紹介される。やがてこの女性が自分の人生に深くかかわってくるであろうとは、その時夢にも思わなかった。愛し合っていながら、生涯をともにすることなく終わった沓子と豊の、愛の物語。

沓子と豊の初めての結ばれ方が驚き!果たしてこんな女性がいるのだろうか?二人は、豊が結婚するまでという限られた時間の中で、一生分を愛し合う。愛し合っていながら、お互い結婚は望まないし、望めない。別れなければならないと思うから、よけいにいとしさが募る。読んでいても胸が苦しくなる。この二人は出会うべきではなかった。そうすればお互いにもっと違う人生があったはずだ。夫の心の中に常に「沓子」という女性がいることを知らない光子も、あわれと言えばあわれだ。「さよなら」だけでは悲しすぎる。いつか「こんにちは」がやって来る。「サヨナライツカ」・・。沓子もその言葉を信じて生きていたのだろうか。命を終えるとき、愛した人のことを思っていたのだろうか。切ない思いが残った。



| 辻 仁成 | 15:17 | comments(0) | ゆこりん |


冷静と情熱のあいだ(辻仁成、江國香織)

ずっとこのまま一緒にいると思っていた。そんな二人に訪れた思いもよらぬ別れ。別々に歩き始めた二人だけれど、あおいの心には順正が、順正の心にはあおいが、いつも寄り添っていた。「10年前の約束を覚えているだろうか?」二人は迷いながらも、その日を見つめた。

それぞれがまるでジグソーパズルの最後の1片を求めるように、それぞれを求めている。一緒にいなければ心が満たされることは決してない。静かなる秘めた情熱。女性のあおいの立場から描いた「赤」、男性の順正の立場から描いた「青」。この二つの本が見事なまでにとけ合って、素晴らしい物語をかもし出す。こんな恋愛がしてみたいと、思わずため息が出てしまう。いつまでも心に残る素敵な作品だった。



| 辻 仁成 | 12:43 | comments(0) | ゆこりん |


そこに君がいた(辻仁成)

彼のまわりにはいつも友達がいた。彼と彼の友達が織りなす甘い思い出、ほろ苦い思い出、切ない思い出。ひとつひとつの思い出がやさしく心によみがえる。青春の日々を鮮やかに描いたエッセイ。

友達との思い出は、どんな思い出でも大切なものだとつくづく思う。それは年月が経てば経つほど光を増す。今の私があるのも、友とのいろいろな経験があればこそだ。この本を読んで友との懐かしい日々を思い出してみるのもいいかもしれない。青春まっただ中の自分に出会えそうな気がする。



| 辻 仁成 | 15:14 | comments(0) | ゆこりん |


そこに僕はいた(辻仁成)

懐かしい思い出がいっぱいの少年時代・・・。友達と過ごした日々を、ある時はユーモラスに、またある時はセンチメンタルに描いた作者の自伝的エッセイ。

学校での思い出、さまざまな友人達とのふれあいのエピソード。誰の心の中にも同じような懐かしい日々はあるのではないだろうか。読んでいると甘酸っぱい感情がこみ上げてくる。サラリとした文章の中に、深い味わいがあるエッセイ。読んでいて心がなごむ。



| 辻 仁成 | 15:11 | comments(0) | ゆこりん |