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第四解剖室(スティ−ヴン・キング)

「私はまだ生きている!」解剖室の台の上で、男は身動きも出来ず、声にならない声で叫び続けていた。だが、解剖の準備は着々と進んでいく。生きながら解剖されようとする男の恐怖を描いた表題作を含む6つの作品を収録。

どの話もグロテスク。キング独特の世界が広がっている。生々し過ぎる人間の肉体が破壊されていく描写。映像にしたらきっと恐ろしいものになるだろう。心理的恐怖も圧巻。特に「黒いスーツの男」は、読む者に言いしれぬ恐怖を味わわせる。どの話もあまりに強烈過ぎて、拒否反応が起こってしまった。できればもう少し穏やかな話を・・・。



| スティ−ヴン・キング | 13:44 | comments(0) | ゆこりん |


スタンド・バイ・ミー(スティーヴン・キング)

「死体を捜しに行かないか?」
その一言で4人の少年たちは、死体探しの旅に出る。1泊2日の冒険旅行ともいえるこの旅で、少年たちは何を得たのか?そして何を失ったのか?表題作を含む2編を収録。

少年時代を思い出すときに、必ず一つか二つは、きらめくような輝きに満ちた思い出があるに違いない。それは他の人たちから見れば、取るに足らないものかもしれない。だが当人たちにとっては、紛れもなく大切な思い出なのだ。その時にしか経験できないことが必ずある。少年たちは一つ一ついろいろなことを経験して大人になっていく。その過程を作者は見事に描いている。ただ、経験する内容が私には受け入れ難いものだった。ちょっと残念。



| スティ−ヴン・キング | 16:55 | comments(0) | ゆこりん |


骨の袋(スティーブン・キング)

ある日突然妻が死んだ。マイクは、妻が妊娠していたことさえ知らなかった。小説もかけなくなった彼は、4年ぶりに別荘を訪れる。セーラ・ラフス(セーラは笑う)と呼ばれるこの別荘でマイクを待っていたのは、妻の思い出だけではなかった・・・。

長い。とにかく長かった。ただひたすら読んだという感じだ。マイクは別荘へ、何かに呼ばれた。人間ではない何かに。その影がマイクのまわりで見え隠れする。そして彼が、ある母娘に会ったことで、事態は急展開を見せる。過去の悲惨な出来事が、現代にまで長く尾を引いている。人の人に対する恨み、憎むべき相手に見せる執念。それは人が人を愛するがゆえに生じる。しかし、人を憎しみから解き放つのも、やはり愛なのだ。ホラーではあるが、人間愛にあふれた作品だった。



| スティ−ヴン・キング | 10:20 | comments(0) | ゆこりん |


ミザリー(スティーブン・キング)

自動車事故で瀕死の重症を負った流行作家のポール・シェルダン。彼は、元看護婦だったアニー・ウィルクスに助けられる。しかし、彼女はポールを病院へ運ばずに自宅の一室に閉じ込め、自分のためだけに小説「ミザリー」の続編を書くことを強要する。人間の持つ恐ろしさを、生々しく描いた作品。

幽霊よりも何よりも怖いのは人間だ。それも一つのことに凝り固まり、執着する人間ほど怖いものはない。ポールの書く「ミザリー」の熱狂的ファンだったアニー。彼女の異常なまでの精神は読んでいてぞっとする。ポールの痛みをひしひしと感じながら、果たして彼がこの状況からどのように脱出するのか、はらはらしながら読んだ。人間の心の奥底には、どれほどの恐ろしいものが秘められているのか、見事に描き出された作品だった。



| スティ−ヴン・キング | 14:35 | comments(0) | ゆこりん |


トム・ゴードンに恋した少女(スティーブン・キング)

9歳の少女トリシアは、母と兄と3人でピクニックに出かける。途中の遊歩道でトリシアは尿意をもよおし、わき道に入り、そのまま森の奥へと迷い込んでしまう・・・。森の中でたった1人、9日間を生き抜いた9歳の少女のサバイバル物語。

たった1人森の中で、レッドソックスのリリーフピッチャー、あこがれのトム・ゴードンとの空想の会話を楽しみ、ありったけの知恵と気力で様々な困難を乗り越えていく少女の姿はあきれるほどたくましい。読む方としては、そんな少女の行動から片時も目を離すことができない。最初から最後まで一気に読んでしまった。生きる勇気を与えてくれる、元気が出る本。



| スティ−ヴン・キング | 12:27 | comments(0) | ゆこりん |


ダーク・ハーフ(スティーブン・キング)

売れない作家サド・ボーモントには、もう一つの顔があった。ベストセラー作家のジョージ・スターク。だが、2人が同一人物だと知られたのをきっかけに、サドはペンネームを葬り去ることを決意する。しかしそれは、恐ろしい出来事が起こる幕開けだった・・。

ありえない話だが、じわじわと恐怖の輪が縮まっていくような気がした。サドの心理状態がとてもよく描かれていて、読むものをはらはらさせる。 結末が知りたくて最後まで一気に読み通してしまった。誰の心の中にも潜む「邪悪なる半身(ダーク・ハーフ)」を描ききる!さすがはS・キングの作品。傑作!



| スティ−ヴン・キング | 14:25 | comments(0) | ゆこりん |