いつも上を向いて(マイケル・J・フォックス)
2015.02.05 Thursday
前作「ラッキーマン」では、自らの病「パーキンソン病」を克明に綴り人々に衝撃を与えた。あれから、彼は何を考え、どう生きてきたのか?マイケル・J・フォックスの自叙伝2。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で世界的に有名になった俳優マイケル・J・フォックス。生い立ち、俳優になり一躍有名になったこと、その後パーキンソン病を発病し悩みぬいたことなど、彼のありのままの姿をみずから描いた「ラッキーマン」を読んだのは、2003年だった。あれから、彼はどんな人生を歩んでいるのか気になっていた。実は、自叙伝part2が出版されていたのを最近まで知らなかった・・・。
この作品を読んで、彼が以前と変わらずに精力的に活動していることを知ってうれしくなった。絶望することなく自らの病気を受け入れ、かつ、彼を支持してくれる人たちと共に行動している。さまざまな誹謗中傷にも負けることなく信念を貫こうとする彼の姿には、本当に感動した。「仕事」「政治」「信仰」「家族」。この作品の中で述べられているこれらのことが、マイケル・J・フォックスの生きる力になっている。「政治」と「信仰」については理解が難しい個所もあったが、彼にとってこの4つがどれほど大切なのかは伝わって来た。
「病気の治癒」。彼のその願いが叶う日が1日でも早く来ますようにと、願わずにいられない。
JUGEMテーマ:読恋書♪(どっこいしょ♪)