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父・藤沢周平との暮し(遠藤展子)

若いころ結核にかかりやむを得なく人生の進路を変更した。病気で最愛の妻を若くして亡くした。そんな藤沢周平がいつも口にしたのは、普通の生活を毎日続けることの大切さだった。娘・遠藤展子さんが語る、藤沢周平の素顔とは?

人のやさしさや人情味にあふれた温もりのある小説を描き続けた、作家・藤沢周平。その彼の素顔を描いたのが、娘の遠藤展子さんだ。展子さんは、生後8か月の時に実母を癌で亡くした。藤沢周平は、再婚するまでの数年間男手ひとつで展子さんを育てた。母のいない暮し・・・。彼は、娘にみじめな思いをさせないようにと最大限の努力を重ねる。その奮闘ぶりには頭が下がる。「娘は、こんなにも父親に愛されて育ったのか。」そう思うと胸が熱くなる。藤沢周平の、自分以外の人に注ぐ温かなまなざし。それは、彼の書く小説にも現れている。作家としても父としても、彼は本当にやさしい人だったのだ。ますます彼の作品が好きになる。藤沢周平ファンには是非読んでもらいたい本だ。いや、たとえファンでなくても、父と娘の心温まる物語をぜひ読んでほしいと思う。ステキな感動が待っているはずだから♪



| ”え” その他 | 20:04 | comments(0) | ゆこりん |


漱石とその時代5(江藤淳)

漱石の研究においては第一人者と言われた江藤淳が描く漱石の伝記。

大正元年9月から漱石の死に至る大正5年12月までを書く予定であったが、残りあとわずかというところで作者が自ら命を絶ってしまい、残念ながら未完となる。



| ”え” その他 | 19:41 | comments(0) | ゆこりん |


生き上手死に上手(遠藤周作)

人はいかに生きて、いかに死ぬべきか。生と死を見つめた作者の、胸に響く言葉の数々を集めた作品。

この本の中で印象に残ったのは「我々の人生のどんな嫌な出来事や思い出すらもひとつとして無駄ではない。無駄と見えるものに人生の役立つ何かが隠されているのであり、それは無駄どころか貴重なものを秘めている。」という言葉です。そう考えると、無駄に人生を送っている人は1人もいないことになります。死ぬ時に「ああいい人生だった。」と言えるのが上手な生き方をしたということであり、そう思いながら死ぬのが上手に死ぬということではないでしょうか。



| ”え” その他 | 15:13 | comments(0) | ゆこりん |


沈黙(遠藤周作)

島原の乱が鎮圧されてまもないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入した司祭ロドリゴ。彼は日本信徒たちに加えられる残忍な拷問と、悲惨な殉教を目の当たりにして、ついに背教の淵に立たされる・・・。

日本と西洋の思想の違い、「神の存在」と「神の沈黙」。ロドリゴを通して、キリスト信仰の問題を衝く作品です。彼がキリスト信仰を棄てていく心の過程が、見事に描かれています。人間の心の内面に深く突き刺さる、読み応えのある作品でした。



| ”え” その他 | 15:45 | comments(0) | ゆこりん |