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ビブリア古書堂の事件手帖7(三上延)

栞子の母はなぜ姿を消していたのか?栞子と大輔の関係はいったいどうなるのか?シェイクスピアの古書をめぐる謎が解き明かされたとき、真実の扉が開かれた。シリーズ完結編。

シリーズ1〜6には、さまざまな本をめぐる謎があった。栞子と大輔は、何度か危険な目に遭いながらもそれらを解決してきた。そして、最後に残ったのは、栞子の母・智恵子にまつわる謎だった。彼女はなぜ栞子とその妹を置いて姿を消したのか?彼女の追い求めるものは何なのか?シリーズ7では、真実が明らかになる。
重要なカギを握るのは、シェイクスピアのファーストフォリオと呼ばれる稀覯本だ。その本をめぐる攻防戦の描写は、見事だ。いったいどちらに勝利の女神がほほ笑むのか?手に汗握る展開だった。
シリーズ1〜7は、どれも面白かった。本好きにはたまらない作品だ。このシリーズ7は、まさに完結にふさわしい内容だった。読みごたえがあり、読後感も悪くなかった。ただ、このシリーズも最後だと思うと、読み終えてしまうのがすごく惜しかった。できれば、栞子と大輔の物語を別の形でまた書いてほしいと願っている。



| 三上 延 | 21:57 | comments(0) | ゆこりん |


江ノ島西浦写真館(三上延)

祖母が亡くなり、江ノ島西浦写真館は閉館することになった。遺品整理ためにやって来た孫の繭は、未渡しの写真が入った缶を見つける。繭は、写真の謎を解きながら注文した人へ写真を返そうとするが・・・。

祖母の遺した未渡し写真の数々。写真のプリントを依頼した人たちにもそれぞれの人生がある。写真は、人生のひとコマなのだ。繭は、それらを依頼した人たちに返そうと決心する。たまたま写真を受け取りに来た大学生の真鳥も手伝ってくれることになった。
繭には、つらい過去があった。けれど、彼女は写真を返すことで少しずつ過去の自分と向き合えるようになった。それは、真鳥のおかげでもあるのだが、その真鳥にも複雑な家庭の事情があった。繭の過去に何があったのか?真鳥は、本当はどういう人物なのか?読み手としては真相に期待が高まる。でも、どうなのだろう?この真相は。繭の過去が分かっても、共感できない。真鳥の秘密も、現実離れした狂気の沙汰としか思えない。もっとほのぼのとした物語なのかと思っていたが、意外な展開だった。繭は、未来へ向かうことができるのか?それとも、つらい過去を引きずり続けることになるのか?微妙なラストだ。
興味深い部分もあったが、ストーリーの焦点が絞り切れていないようにも感じた。作者がこの作品を通して何を言いたいのかも伝わってこない。読みやすいが、後味はあまり良くなかった。



| 三上 延 | 20:09 | comments(0) | ゆこりん |


ビブリア古書堂の事件手帖6(三上延)

太宰治の「晩年」を手に入れるため栞子に後遺症が残るほどのけがを負わせた田中が、今度は依頼人として大輔の前に現れた。田中は、今までほしがっていたものとは別の「晩年」をさがしてほしいと、栞子と大輔に依頼する。今、この本はどこにあるのか?行方を追う栞子と大輔は、47年前に起こった事件の真相にも触れることになる。栞子の祖父、そして大輔の祖母が関わった事件とは・・・?

「ビブリア古書堂の事件手帖1」で、栞子によって明かされた大輔の祖母の秘密。それがこの作品の核になっていると言ってもいいのではないか・・・。47年前のさまざまな人間の因縁が、栞子や大輔、そして栞子にけがを負わせた田中にまで影響している。作者は「1」を描いているときにこの「6」の内容まで見据えていたのか!ちょっと驚きだった。
今回は実にさまざまな人物が登場するが、しっかりと描かれているので読んでいて混乱することはなかった。それどころか、ストーリーに幅やふくらみを与え、内容をより面白くしている。それにしても、希少価値のある本というのは、本が好きな人にとっては魔物だと思う。本を愛するがゆえの過ち・・・。いろいろな人の人生を狂わせ、いろいろな人の心に深い傷を負わせた。それは、47年たってもなんら変わることはない。
栞子と大輔はこのまま順調にいくのか?栞子の母・智恵子には、まだ秘密があるのか?太宰の「晩年」にまつわる話と絡み合った複雑なストーリー展開は、本当に面白かった。このシリーズはまだまだ奥が深そうだ。作者によると、あと1、2巻で終わりとのことだが、どういう結末になるのかが今から楽しみだ。反面、終わってほしくないとの思いもあるが・・・。



| 三上 延 | 16:38 | comments(2) | ゆこりん |


ビブリア古書堂の事件手帖5(三上延)

古書店に「彷書月刊」のバックナンバーをまとめて売りに来る年配の女性がいた。しかもその女性は、1〜2週間経つと買い戻しに来るらしい。あちこちの古書店でこんな不思議な行動を繰り返す女性の真意は?「彷書月刊」を含む5編を収録。

相変わらず本にまつわる謎解きは興味深い。今回は手塚治虫や寺山修司が取り上げられていて、とても懐かしい気持ちになった。手塚作品の「ブラックジャック」をもう一度じっくり読みなおしてみたくなった。でも、それ以上に興味深いのは、大輔と栞子のことだ。お互いに好意を持っていることは分かるのだが、はたしてこれからどうなるのか?作者がふたりの関係をどうするつもりなのか?また、栞子と彼女の母親の関係も気になる。栞子の中にある母親と似た部分・・・。母親と同じ道を歩むのだけは避けてほしいと思う。終わり方も衝撃的だった。不穏な空気が漂い始めている。すべての謎や心配が次の作品ではすっきりと解決するのか、非常に気がもめるところだ。
今回の作品も、読み手を充分に楽しませてくれた。とても面白い作品だと思う。最後に、ひとつだけ忠告を。このシリーズは絶対に1から順番に読んでください。決して途中から読まないように(*^.^*)



| 三上 延 | 15:16 | comments(0) | ゆこりん |


ビブリア古書堂の事件手帖4(三上延)

閉店間際に起こった地震!ひとりで店番をしていた大輔のもとに、安否を尋ねる電話がかかってきた。「栞子さん?」だが、声の主は栞子ではなく失踪した母親の智恵子だった!

今回も、本にまつわる謎解きが面白かった。江戸川乱歩は誰でも知っている有名な作家だが、この作品の中に書かれているようなことを知っている人は少ないだろう。作者は、乱歩という人間を丹念に調べ、そしてじっくりと描いている。その部分は、非常に興味深いものがあった。乱歩の作品はあまり読んでいないが、もっといろいろ読んでみようかなという気持ちを起こさせる。
さて、篠川姉妹の母親、篠川智惠子が姿を現したことで、物語は佳境を迎えつつある。圧倒的な存在感を持つ彼女の今後の行動がとても気になる。そして、娘たちを放って失踪までして、彼女がしなければならなかったこととはいったい何なのか?その理由が明かされる日は近い?期待が高まる。これからもこのシリーズから目が離せない。次回作が待ち遠しい。



| 三上 延 | 19:44 | comments(0) | ゆこりん |


ビブリア古書堂の事件手帖3(三上延)

戸塚で行われた古書交換会で栞子は「たんぽぽ娘」を入札するが、あと10円というところで競り負けてしまった。入札したのはヒトリ書房の井上という白髪の男だった。井上は、失踪した栞子の母と仲が悪かっただけではなく、栞子にもいい感情を持っていなかった。その井上が競り落とした「たんぽぽ娘」が何者かに盗まれてしまう。井上は栞子を犯人扱いするが・・・。3編を収録。

シリーズ3作目では、栞子の母の影が見え隠れする。いったい彼女はどんな人間なのか?なぜ栞子姉妹をおいて失踪したのか?相変わらずそこのところは以前謎のままだが、少しずつ見えてきたこともある。栞子がずっと探し続けている本「クラクラ日記」に隠された秘密も、ようやく分かってきた。読み手である私にとってはちょっと驚きだった。あ〜〜!!でも、こういう終わり方はないでしょうと作者に言いたい。今後の展開が気になってしょうがない。三上さん、早く次を!(笑)
本に関する謎解きの面白さも期待通り♪それに栞子の母の謎がプラスされ、よりいっそう面白くなっている。さて、さまざまなできごとを作者はこれからどう収束させていくつもりなのか?読者の期待を裏切らないようにお願いしたい。



| 三上 延 | 20:04 | comments(0) | ゆこりん |


ビブリア古書堂の事件手帖2(三上延)

ビブリア古書堂の店主である栞子が、退院して戻ってきた。まだ慣れていなく悪戦苦闘する大輔を見守りながら、彼女は再び古書堂を営んでいく。そこに持ち込まれる本の中には、さまざまなエピソードを持ったものや、持ち主の想いが詰め込まれたものもあった。大輔と栞子は、本に隠された謎のひとつひとつに迫っていく。「ビブリア古書堂」シリーズ2。

この作品は、プロローグとエピローグとほか3編から成る。プロローグとエピローグは、栞子の母に関する話だ。彼女の「クラクラ日記」という本に対する切ない想いに胸を打たれた。3編の話も、本当に面白い。「時計じかけのオレンジ」という本に関するエピソードには驚いた。また、「福田定一」「足塚不二雄」の話もよかった。本の好きな人にとって、本は単なる物ではない。それは時には、その人の人生そのものになる場合もある。人と本、この関係はドラマチックなものだと思う。
本に隠されたさまざまなエピソードを読み手に伝えてくれるこの作品は、面白いばかりではなくとても貴重だと思う。もっともっとこういうエピソードを知りたいものだ。このシリーズがこれからもずっと続いてくれることを切に願っている。



| 三上 延 | 20:28 | comments(0) | ゆこりん |


ビブリア古書堂の事件手帖(三上延)

北鎌倉駅の近くにひっそりとそのお店はあった。「ビブリア古書堂」という名前のその店から出てきた女性に、五浦大輔は興味を抱く。やがて大輔はその女性、篠川栞子と、祖母が所有していた本がきっかけで知り合うことになるのだが・・・。

幼い頃の体験がきっかけで、それまで大好きだった本が読めなくなってしまった大輔。かなりの読書家で、膨大な本の知識を持つ栞子。ふたりは大輔の祖母が所有していた本がきっかけで知り合うことになる。祖母が持っていた「夏目漱石全集」に隠された謎を、栞子はものの見事に解き明かしてみせる。そこには、大輔にかかわる重大事も・・・。
ほんのわずかな手がかりから、実際に見たわけでもないのに鋭い洞察力や推理力で真実を探り当てる栞子。その過程は読んでいてワクワクするほど面白い。物事を、一方的な見方をせず多角的に捉えることがいかに大事か、そんなこともあらためて考えさせてくれる。プロローグ、エピローグのほかに4編の話が収録されているが、夏目漱石全集にかかわる話と、太宰治の「晩年」にかかわる話が特に印象に残った。本好きにはたまらない作品だ思う。



| 三上 延 | 15:30 | comments(0) | ゆこりん |