バベル九朔(万城目学)
2019.10.15 Tuesday
「バベル九朔」と呼ばれる5階建ての雑居ビル。祖父が建て母が引き継いだこのビルに、九朔満大は小説を書きながら管理人として住んでいた。
巨大ネズミの出現、不気味なカラス女、不思議な絵・・・。このビルには、意外な秘密があった!
「バベル九朔」に現れた不気味なカラス女が「扉はどこだ。」と言いながら満大に迫る。そのカラス女から逃れるため、満大は1枚の絵の中に現れた扉の中に思わず逃げ込んだ。そこで彼は不思議な体験をする。そして、カラス女が語るこのビルの驚くべき秘密!
死後も力を持ち続け、ビルを支える祖父。その祖父の力が弱まったとき、ビルの崩壊が始まる・・・?誰を、何を信じればいいのか?自分はどう行動するべきか?そして、「バベル九朔」を救う方法は?満大に決断の時が迫る。残された時間はあとわずか!一体どうなってしまうのかと、期待が高まるが・・・。
何とも不思議で、理解し難いというのが、正直な感想だ。満大は、どうなってしまったのか?作者は何を言いたかったのか?よく分からないまま読み終えてしまった。何だかすっきりしない結末だった。
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