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55歳からのハローライフ(村上龍)

定年後の夢は、キャンピングカーで妻と一緒に全国を回ることだった。だが、その話を聞いた妻は迷惑そうな顔をした・・・。定年後の夫の悲哀を描いた「キャンピングカー」を含む5編を収録。

「定年後は妻と一緒に何かをしよう。」そう思う男性は多いのではないだろうか。だが、妻の方は何年もかけて自分自身の世界を築いてしまっている。いろいろ考えること、やりたいことがたくさんある。定年退職後に夫がずっと家にいることになっても、自分の生活のパターンを変えたくはないだろう。夫は、妻は自分の計画に賛成してくれると思い込んでいたのだが。妻に難色を示され落ちこんでいるときに、さらに子どもからは「再就職したら。」と言われてしまう・・・。「キャンピングカー」は、現実社会でも似たような話がありそうでとても興味深く読んだ。
「空飛ぶ夢をもう一度」も、よかった。リストラされた男性がホームレスに転落するのではないかとおびえるようになる。だが、かつてクラスメートだった男性と再会し彼の生きざまを目の当たりにしたことで、生きることへの意欲が湧いてくる。上を見ればきりがないが、下を見てもきりがない。大切なのは、守るべき存在をしっかり守り、前を向いて生きることだ。強くそう思った。
そのほかの話もよかった。誰でも何度か迎える人生の転機。そのときに、どう考えいかに行動すべきかは人それぞれだけれど、選択肢の中から自分が選んだものに対し後悔はしてほしくないと思う。
どこにでもありそうな日常の断片を切り取って収めたような話ばかりで、読んでいて共感することも多かった。読後も、ほのぼのとした余韻が残る作品だった。



| 村上 龍 | 19:53 | comments(0) | ゆこりん |


半島を出よ(村上龍)

北朝鮮の9人のコマンドが福岡ドームを占拠!なすすべもないまま2時間後には、輸送機で運ばれてきた484人の特殊部隊を受け入れざるを得なかった・・・。日本政府による福岡封鎖!北朝鮮はさらに12万人もの後続部隊を日本に上陸させようとする。無力な日本政府に代わり、ある若者の集団が立ち上がる。

北朝鮮との緊迫した関係を考えると、読んでいて恐ろしい気がした。もし同じようなことが実際に起こったら、日本はやはりきちんとした対策はとれないのではないだろうか。そう考えるとたまらなく不安になる。日本は決して安定した土台の上に乗っているわけではないのだ。いつ足元が崩れるか分からない。作者は日本経済の危うさにも警鐘を鳴らしている。それにしても、日本を救ったのが社会からはじかれてしまった若者たちというのは、何とも皮肉なことだった。作者の思いが込められた、ラスト1行の言葉が胸にしみる。



| 村上 龍 | 21:56 | comments(0) | ゆこりん |


希望の国のエクソダス(村上龍)

80万人の中学生が学校を捨てた!彼等は情報戦略を駆使してビジネスを展開する。そうして全世界が注目する中、彼等のエクソダス(脱出)が始まった・・。

金融、経済、教育、ネットコミュニケ−ションなど、3年に及ぶ取材のすえ書かれたものだけに、胸に迫るものがあります。どれも現実にはあり得そうなことだからかもしれません。作者の「現代を巡る絶望と希望を書き尽くす」という動機は完璧に表現されているのではないでしょうか。教育とメディア、この二つを考える時、暗澹とした気持ちになるのは作者だけではないと思います。だれもが憂えている問題、それを今敏感に感じ取っているのは、もしかしたら枠にはめられた教育を受けている中学生かもしれません。希望が見えない現代社会。この本は、人はこれから何をなすべきかを問いかける貴重な存在のような気がします。



| 村上 龍 | 18:53 | comments(0) | ゆこりん |


共生虫(村上龍)

何年もの間ひきこもりを続ける青年・・。ある日彼は自分の体の中に「共生虫」の存在を自覚するようになる。「絶滅をプログラミングされた種は、共生虫の終宿主となる。共生虫を体内に飼っている選ばれた人間は、殺人・殺戮と自殺の権利を神から委ねられている。」そう信じた彼がとった行動は?現代社会に、偽りのない真の希望はあるのか?作者が私達に問いかけようとしているものはあまりにも大きく、そしてあまりにも重いものだと感じずにはいられない。



| 村上 龍 | 16:13 | comments(0) | ゆこりん |


五分後の世界(村上龍)

5分のずれで現れたもうひとつの世界。突然その世界に迷い込んでしまった男が見たのは、人口が26万に激減した日本の異様な姿だった。「人類に生きる目的はない。だが、生きのびなくてはならない。」戦い続ける兵士達のこうした思いの中、男のとった行動は?作者の言わんとすることが、胸にズシンと響いてくるような作品。



| 村上 龍 | 15:55 | comments(0) | ゆこりん |