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ひたすら面白い小説が読みたくて(児玉清)

本好きで有名だった俳優の児玉清さん。彼が42冊の本を熱く熱く語る、珠玉の文庫解説コレクション。

どの解説もまず、最初の一文で惹きつけられる。「面白そう!」強くそう思わせる力が、児玉さんの文章にはある。どの作品の解説を読んでも、彼がじっくりと読み込み、最大限その作品の魅力を引き出そうと一生懸命なのが伝わってくる。本当に本が好きだったのだと、あらためて感じた。こんなにやけどしそうなくらい熱い情熱を持って本を語る人は、他にはいないのでは?
解説を読んでいるうちにたまらなくその作品を読みたくなってくる。実際に児玉さんの解説の影響を受けて読んだ本もある。この本の中に紹介されている42冊のうち現在読了した本は4分の1にも満たないが、全作品を読破したい衝動に駆られる。
まだまだ児玉さんに熱く本を語ってほしかった。もう彼の名解説を読むことができないのが、とても残念で、そしてとても寂しい。



| 児玉 清 | 21:12 | comments(0) | ゆこりん |


人生とは勇気(児玉清)

人生について、仕事について、そして大好きな本について・・・。人としての生き方を熱く語る、児玉清さんの最後のメッセージ。

真面目で礼儀正しい雰囲気。普段テレビから受ける児玉清さんの印象はこんな感じだった。けれど、実際はとても情熱的な人だったのではないだろうか。この作品を読んでそう感じた。何事にも前向きに、ただひたすらがんばる。たとえ周囲が「無理なのでは?」と思っても、引き受けやり遂げてしまう。俳優として、夫として、父として、彼は何事にもひたむきだった。そして、本への情熱・・・。それは、この作品ばかりでなく、どの作品からも強く感じる。本当に本が好きだったのだ。もっともっと長生きして、いろいろな本を読んでもらいたかった。病に斃れたことが残念でならない。児玉清最後の作品であろうこの本を、いつまでも手元に置きたいと思う。あらためて、児玉清さんの冥福を祈りたい。



| 児玉 清 | 19:41 | comments(0) | ゆこりん |


すべては今日から(児玉清)

この人ほど本を好きな人を、私はほかに知らない・・・。
無類の本好きだった児玉清さんが本について熱く語るエッセイ集。

この作品は、児玉清さんが亡くなったあとに出版されたものだ。単行本に未収録のものをできる限り集めたそうだが、何点か以前読んだものもあった。児玉さんがどれくらい本を愛していたか、あらためてそれを実感した。この人は、本当に本が好きだったのだ。熱く、本当に熱く熱く本について語っている。「そんなに熱く語る本なら私も読んでみたい!」そう思った本がたくさんあった。だから、メモとペンを傍らにおいてこの作品を読んだ。メモした本を、少しずつでもいいからじっくりと読んでいきたいと思っている。児玉さんは、まだまだ本を読みたかったと思う。その死が惜しまれてならない。



| 児玉 清 | 16:19 | comments(0) | ゆこりん |


たったひとつの贈り物(児玉清)

俳優でもあり、かなりの読書家でもあった児玉清さん。彼にはもうひとつ別の才能があった・・・。自ら考案した切絵を、自身の作品を通していねいに綴った作品。

「プロだ!」児玉さんの切絵を見たとき、強く感じた。とても素人とは思えない。だが、うまさだけではない。作品には、人の心を温かくさせる不思議な魅力がある。絶妙なバランス、表情豊かな人物や動物、そして巧みな配色・・・どれを取ってもすばらしいの一言だ。
紙とハサミと糊。この3つがあれば紙に命を与え、無限の作品が生まれる。それも世界にひとつしかないものが。児玉さんはそのことを教えてくれた。小さい頃から器用だったという児玉さん。彼の作品をもっともっと見たかった・・・。作り方も詳しく述べられているので、児玉さんのようにうまくは出来ないと思うが、私も切絵に挑戦してみたいと思う。そうすることで児玉さんの思いに少しでも近づくことができたら、こんなにうれしいことはない。この本を、多くの人に手にとってもらいたい。そして、切絵の魅力を感じてほしい。そう願わずにはいられない。



| 児玉 清 | 17:56 | comments(0) | ゆこりん |


寝ても覚めても本の虫(児玉清)

本が好きになったきっかけは?いかにして本にのめりこんでいったのか?そして、どういう本を読んできたのか?本好きとして知られた児玉清さんが、熱く熱く本について語った1冊。

最初から最後まで、行間から本への情熱があふれ出ているようだった。児玉さんがかなりの本好きだと知ってはいたが、ここまでだったとは!!作者や作品に対する思いは、だれもかなわないのではないだろうか。翻訳本を待ちきれず原書で読むようになったと知ったのは、10年前の2001年だった。「いつか私も児玉さんのように原書で読んでみたい。」今もその思いをずっと抱いている。最近は外国作品はあまり読んでいないが、この本を読んでとても読みたくなった。いつまでもこの本を手元に置いて、児玉さんが熱く語る作品をこれから少しずつ読んでみようと思っている。



| 児玉 清 | 15:02 | comments(0) | ゆこりん |


負けるのは美しく(児玉清)

最初から俳優を志していたわけではない。それなのに、俳優になってしまった・・・。児玉清が、俳優になったきっかけ、俳優を一生の職業にしようと彼に決心させたできごと、そして自分自身の結婚、最愛の娘さんのことなどを綴ったエッセイ集。

児玉清。彼が俳優になったのは、実にユニークなできごとが重なったからだった。「人の運命というのは、いつ何時どんなきっかけで変わるか分からない。」その典型的な例ではないだろうか。駈け出しの頃のエピソードも実に興味深かった。画面からでは分からない裏側に、たくさんのドロドロとした人間関係や感情のもつれなどがあったのには驚かされた。この本の中には書かれていない苦労も、多々あったと思う。結婚のエピソードは面白かった。「縁」。この言葉をあらためて思った。最愛の娘さんを亡くした描写は、読んでいてとてもつらかった。このことが、彼にどれほどの多大なダメージを与えたことか・・・。
彼の人柄を感じることができ、また人間「児玉清」を知ることができる、貴重な作品だった。



| 児玉 清 | 20:26 | comments(0) | ゆこりん |


児玉清の「あの作家に会いたい」(児玉清)

小説はいかにして生まれるのか?また、なぜ小説家になったのか?
読書好きとしても有名な俳優・児玉清が25人の作家に本音を問いかける、興味深い作品。

大崎善生・角田光代・町田康・村山由佳・森絵都・真保裕一・江國香織・北原亞以子・荻原浩・あさのあつこ・北方謙三・浅田次郎・東野圭吾・三浦しをん・山本兼一・宮部みゆき・上橋菜穂子・有川浩・石田衣良・万条目学・北村薫・小川洋子・桜庭一樹・川上弘美・夢枕獏と、錚々たる顔ぶれの25人だ。こんなにたくさんの作家の人たちと会い、直接話を聞いたのだと思うと、本当にうらやましい。作品からは見えてこない作家の本音を、児玉清さんは実にうまく引き出している。並の人では太刀打ちできないほどの豊富な読書量があってこそ、この対談が成り立つのだと思う。作家の素顔、そして児玉清さんの人柄、この両方を知ることができる、貴重な作品だ。読書好きの方にオススメしたい。



| 児玉 清 | 22:48 | comments(0) | ゆこりん |