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陽だまりの彼女(越谷オサム)

仕事先で10年ぶりに出会った彼女は、輝いていた!
浩介は、かつての同級生だった真緒と10年ぶりに再会する。彼女の変身ぶりに驚いた浩介だったが、いつしか真緒に惹かれ始める。だが、彼女にはある秘密があった。それは・・・。

チビでいじめられっ子で、注意力散漫だった真緒。その真緒がすてきな女性になって浩介の前に現れた。しかも!仕事をバリバリこなしている。いつしか浩介は、真緒を愛していることに気づく。そして、真緒も・・・。「ふたりの先には幸せな未来が広がっている。」そういう浩介の気持とは裏腹に、真緒はしだいに元気をなくしていく。不安が、浩介を包み込む。真緒は重大な秘密を抱えていたのだ・・・。
「あなたが好き」真緒が浩介を思う気持ちはだれにも負けなかった。心の奥深くで激しく燃えるその思い。心と心が触れ合い、相手のことを強く思うとき、想像もできないことが起こる。真緒は浩介を愛した。そして浩介も真緒を愛した。これは、甘い甘いラブストーリーだ。けれど、本の裏表紙に書かれていたように、「前代未聞のハッピーエンド」なのだろうか?私は、浩介の未来が不安でたまらない。こんな状況でいいのかと問いかけたくなる。そもそもこの結婚生活って・・・。真相を知ってしまったら、とても不自然に思えてきた。結局、作者はこの作品で何を訴えたかったのだろう???読み終えた後も、すっきりとしない。うーん。これでいいのか!?



| ”こ” その他 | 19:40 | comments(0) | ゆこりん |


ゴルディアスの結び目(小松左京)

かつて「部屋」だったものは、今や直径25センチの球体になってしまった。しかもそれは、さらに縮み続けている。誰にも止めることはできない。この中には、ふたりの人間がいたのだが・・・。そのふたり、少女マリアと伊藤にいったい何が起きたのか?表題作「ゴルディアスの結び目」を含む4編を収録。

日常生活に繋がる非日常。人間の営みと宇宙の関係。そして宇宙の真理。作中の登場人物が滔々と語るそれらは、神秘的で不思議な魅力に満ちている。この作品の中の4編すべてが、驚きの発想で描かれている。一歩間違えば突飛な発想になってしまうかもしれないが、作者は実に巧みに、興味深く面白い話に仕上げている。4編の中で印象に残ったのは、表題作の「ゴルディアスの結び目」だ。少女の心の中に異空間が存在し、それが宇宙と繋がっているという設定は驚きだ。作者は、広い視野で人間や宇宙をとらえている。日常のささいなことで悩んでいる自分が、ちっぽけな存在に思えてしまう。
1977年に出版された作品だが、今でも充分に通用する内容だと思う。理解しがたいところも少なからずあったが、小松左京をより知ることができ、読んでよかったと思っている。



| ”こ” その他 | 22:58 | comments(0) | ゆこりん |


果しなき流れの果に(小松左京)

永遠に砂が落ち続ける砂時計が発見された。それも、白亜紀の地層から。なぜそんな時代に想像もできないものが存在したのか?N大学の理論物理研究所の助手の野々村は、研究所の大泉教授とその友人の番匠谷教授とともに解明に乗り出す。しかし、彼らに危機が迫っていた・・・。

人類が存在しない時代にその砂時計はあった。永遠に砂が落ち続けるという、常識では考えられない砂時計。それがなぜ白亜紀に存在していたのかという謎の答えは、実に壮大なドラマの中にあった!時間を超越し、過去も未来も、今まで私が認識していたのとはまったく違う概念の中にある。過ぎてしまった時間の中にあるものさえ、確定的ではないのだ。過去があって未来がある。この作品では逆も言える。未来があるから、流動的な過去がある。いったい確かなものはどこにあるのか?いや、そんなものは存在しないのかもしれない。この作品は1960年代に出版されたが、今まで色あせることなく存在する。難解だが、スケールの大きな一読の価値のある作品だと思う。
最後に。どんなに人類の科学が発達しても、最後に残るのは「愛」なのではないだろうか。ラストの描写に、作者の想いが強くこめられているのを感じた。



| ”こ” その他 | 16:49 | comments(0) | ゆこりん |


弁護側の証人(小泉喜美子)

ヌードダンサーだった漣子は八島産業の御曹司杉彦に見初められ、彼と結婚した。だが、幸せな日は長く続かなかった。杉彦の父龍之助が何者かに殺害された。いったい誰が龍之助を殺したのか?そして「弁護側の証人」とはいったい誰なのか?1963年発行の作品。

今でこそこういうトリックの手法はあるが、40年以上前なら斬新だったのではないだろうか。「読み進める中ではたして作者の仕掛けたトリックに気づくか否か?」ただこのことだけが、この作品の評価を左右するといっても過言ではないと思う。描写がていねいで構成も緻密に計算されているが、個人的にはこういうふうに読み手をだますやり方は、ミステリー本来の面白さではない感じがしてあまり好きではない。「だまされれば面白い。だまされなければつまらない。」さて、あなたはどちらですか?



| ”こ” その他 | 17:17 | comments(0) | ゆこりん |


神々の遺品(今野敏)

アレックス・ジョーンズは、シド・オーエンという男から「セクションO」について、ある依頼を受ける。だが、そのセクションの正体は意外なものだった。また、日本ではUFOライターの三島良則が殺された。まったく関係のないように見えるこのふたつのできごとは、驚くべき事実を持ってつながっていく。太古文明・・・。ここに隠された秘密とは?

アメリカでのできごと、日本で起こった殺人事件。このふたつがどういう形で結びついていくのか?スリリングな展開が面白く、一気に読んでしまった。以前、グラハム・ハンコックの「神々の指紋」を読み、ピラミッドの謎についておおいに興味をそそられたが、今回も興味をそそられた。ピラミッドは誰がどんな目的で作ったものなのか?「王の墓」という固定概念は間違いなのか?読めば読むほど、その不思議な魅力に取りつかれていく。ピラミッドに隠されたさまざまな数値にも、驚嘆するばかりだ。はるか昔、地球上では何が起こったのか?古代の人たちは未来に向けて、どういう思いを込めたのか?読んだあとも余韻が残る。ミステリーと古代のロマン、両方を味わえる作品だった。



| ”こ” その他 | 14:22 | comments(0) | ゆこりん |


蟹工船・党生活者(小林多喜二)

厳寒のオホーツク海。そこで操業する蟹工船の中には、過酷な労働を強いられる乗員の姿があった。人間扱いされない彼らは、自分の権利のため、自分の命のため、団結して立ち上がるが・・・。「蟹工船」「党生活者」の2作品を収録。

「人として」の権利。それをあからさまに主張できる時代ではなかった。虐げられた労働者の権利を声高に叫ぼうとすれば、その先に待っているのは己の破滅だ。だが多喜二は叫んだ。作品を通して。読んでいて多喜二の情熱を痛いほど感じる。決して洗練された文章ではない。だが、自分の思いを込めるというより自分の思いをたたきつけるようにして書かれた作品は、読み手の心を強く揺さぶる。作品を通して、もっともっと多喜二の叫びを聞いてみたかった。彼の最期はあまりにも衝撃的だった。

小樽は、小林多喜二ゆかりの地だ。「小林多喜二文学碑」をたずねてみた。これを機会に、彼の作品をもっと読んでみたいと思う。











| ”こ” その他 | 14:59 | comments(0) | ゆこりん |


一生に一度の月(小松左京)

アポロが月面着陸し人類が初めて月面に降り立つ瞬間を、男は仲間たちとマージャンをしながら待つことにしたが・・・。表題作を含む傑作ショート集。

かなり昔に書かれた作品で年代を感じさせるものもあるが、中には今でも充分に通用する作品もあり、作者の観察眼の鋭さに驚かされる。「日本沈没」「復活の日」「さよならジュピター」など数々の名作を生み出しているが、このショートショートを読んで改めて作者の魅力を認識することができた。読みやすく、そしてどこかピリッとしたところのある作品だった。



| ”こ” その他 | 17:34 | comments(0) | ゆこりん |


ボーナス・トラック(越谷オサム)

ひき逃げ事件を目撃!その直後から、草野はひき逃げされ死んでしまった横井亮太の幽霊に、まとわりつかれることになる。彼らは協力してひき逃げ犯を見つけ出そうとするが・・・。ちょっぴり怖くて、ちょっぴり切ない物語。

起こった事故は悲惨だし、幽霊にまとわりつかれるというのも怖い。しかし、明るくさらりと好感が持てる描き方だ。死んでしまった亮太にも悲壮感がまったくない。ただ、ひょうきんな彼がときおり見せるホンネの心が切なくて、ぐっとくる。誰だって死にたくはない。まして突然の事故でなんて・・・。悲しむ両親の姿を、幽霊の亮太が見るシーンは胸に迫るものがあった。ラストにも、ホロリとさせるものがある。死んでしまっても決して終わりではない。そう信じたい気持ちになった。



| ”こ” その他 | 19:18 | comments(0) | ゆこりん |