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星間商事株式会社社史編纂室(三浦しをん)

幸代が手がけた郊外の大型ショッピングモールプロジェクトは大成功!しかし、上司からの類似の企画の責任者の話を固辞したため、彼女は社史編纂室に飛ばされた。ゆるゆるの職場で自分の趣味の同人誌作りに励むつもりだったが、ひょんなことから会社には誰にも知られたくない秘密があることに気づく。社史編纂室の面々は、その秘密に迫ることにしたのだが・・・。

幸代の同人誌作りに気づいた課長が、自分も同人誌を作りたいと言い出し、小説を書き始める。男同士の恋愛を描いた小説を課長に見られてしまったので、幸代は断れなくなってしまう。おまけに、会社の社史発行という責任重大な仕事ものしかかる。だが、社史編纂のために会社の過去を調べると、思わぬ事実が転がり出た。それは、会社としては絶対に知られたくないものだった。そこから事態は大きく変わっていく。
個性的で面白いキャラクターのオンパレード、幸代のオタク的小説、課長の謎を含む小説、そして会社の過去・・・。面白おかしい話のはずなのだが、いまいち乗りきれないし、笑えない。現実味に乏しく、会社の誰にも知られたくない過去も拍子抜けするほどの事柄だ。全体的にまとまりのない単なるドタバタ小説になってしまっている。作者は、なぜこんな話を書こうとしたのか、意図が分からない。「面白くない。」とは言わないが、物足りなさを感じる作品だった。



| 三浦 しをん | 19:56 | comments(0) | ゆこりん |


政と源(三浦しをん)

つまみ簪職人の源二郎には、元ヤンキーの弟子徹平がいた。その徹平が、昔の不良仲間にひどく殴られた。
「後継者を殴られるのは、職人の恥だ!」
源二郎は、幼なじみの国政とともに不良たちを懲らしめようとするが・・・。源と政、幼なじみのふたりが繰り広げる心温まる物語。

ずっと同じ町内に住んでいる幼なじみだが、性格は正反対のふたり。考え方や生き方も全く違う。普通ならつき合うことのないふたりだが、70歳を過ぎた今でも、親友としてつき合っている。どちらかが困ったときには、何をおいても駆けつける。お互いがお互いを思いやる心は、もしかしたら家族以上かもしれない。源二郎の弟子徹平の一大事のときも、ふたりで見事に不良たちを撃退した。妻に出て行かれた国政、妻に死なれた源二郎。毎日の暮らしの中で寂しさを感じることもあるだろうし、老いが身にしみることもあるだろう。でも、こんなに頼もしい友だちが近くにいたら、どんなにいいだろう。ふたりがうらやましい。
人間、生きていればいろいろなことがある。楽しいことよりつらいことや悲しいことの方が多いときもある。けれど、国政と源二郎のように、相手を思いやって生きることができるなら、こんなに素敵なことはない。
ユーモラスな内容だが、人生や老いの悲哀さを感じる部分もありホロリとさせられた。一方では、ほのぼのとしたぬくもりも感じさせてくれた。味わいのある作品だと思う。



| 三浦 しをん | 20:33 | comments(0) | ゆこりん |


舟を編む(三浦しをん)

定年まであと2ヶ月と迫った荒木が後継者にと決めたのは、ひとりのまじめ(?)な青年だった。「辞書を作る!」その青年を中心に、言葉に対し並々ならぬ情熱を持った者たちが、膨大で気の遠くなるような作業に取りかかった!!

子供の頃から辞書を引くのが大好きだった。辞書は、私の身近にいつもあった。でも、どんなふうに作られるのかなんて想像もしなかった。地道で根気のいる作業を10数年も続けなければ、ひとつの辞書は完成しないのだ。また、言葉は生き物なので、完成しても改定という作業がこの先ずっと続くことになる。見も心も磨り減るような大変な仕事だけれど、出版社にとってあまり割りのいい仕事ではないことも初めて知った。それでも彼らは辞書作りに没頭する。それは、小船で大海に、しかも荒れている海に、挑むようなものではないのか。風雨にさらされ、波にもまれ、彼らはひたすら「完成」という目的地をめざす。こんなに苦労して作り出される辞書。今までとは違う目で見るようになった。我が家にある辞書も、より愛しく感じられる。ラストは感動的で、そして泣けた。私も「大渡海」という辞書がほしい!手に入れられないのがとても残念でならない。



| 三浦 しをん | 17:20 | comments(0) | ゆこりん |


まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

まほろ駅前で便利屋稼業を営む多田。そこにころがり込んできたのは高校時代の同級生行天だった。気が合うのか合わないのか?二人は頼まれごとを速やかに解決するために奔走する。

多田と行天、絶妙のコンビとでも言うのだろうか。持ち込まれる頼みごとを、二人はフォローしあってこなしていく。中には、どうしてこんなことまで?と首を傾げたくなるような依頼もあるが・・・。人はいろいろなものを抱え込んで生きている。それらとどう向き合って生きていくべきか?そこから一歩を踏み出すのは容易なことではない。多田が一歩を踏み出すことができたのは、やはり行天がいたからだと思う。この二人の活躍はこれからも続くのだろうか?できればそうあってほしいものだと願っている。



| 三浦 しをん | 21:02 | comments(0) | ゆこりん |


風が強く吹いている(三浦しをん)

「10人そろった!!」
竹清荘に住む10人は、清瀬になかば脅されて(?)陸上部に強制的に入部させられた。清瀬の目的は箱根駅伝出場だった。この無謀とも思える目標!竹清荘の住人ははたしてクリアできるのか?

箱根駅伝に、ほとんどが走り始めたばかりのもので作る陸上部が出られるわけがない。その舞台に出られるのは、何年も走りこんできたエリートばかりだ。だがこの作品を読むと、「努力すれば必ず報われる」という言葉を思い出す。どんな無理なことでも、やらない前からあきらめてはいけない。結果がどうであれ、目標に向かって努力すること、がんばることが大事なのだ。作者はそのことを、読み手に熱く語りかけてくる。10人それぞれの思い。みんなの心がひとつになったとき、熱い感動が生まれる。走るということが、こんなにも奥の深いものだとは知らなかった。とても楽しめる作品だった。



| 三浦 しをん | 16:31 | comments(0) | ゆこりん |


むかしのはなし(三浦しをん)

「昔々あるところに・・・」で始まる昔話をもとに、作者の独特の感性で描かれた7つの作品を収録。

ここに収められている7つの作品のもとになっている話は、かぐや姫、花咲か爺、浦島太郎、桃太郎など、誰もが知っている話ばかりだ。昔話は単なる子供の話ではないという。その中には教訓や、警告、暗示などさまざまなものが秘められているそうだ。作者はそれらを引っぱり出し、独自の解釈で現代の昔話を作り上げた。この作品が時を経て真の昔話になった時、それを読む人たちはいったいどう感じるのだろう。今私たちが住んでいるこの時代を・・・。



| 三浦 しをん | 09:08 | comments(0) | ゆこりん |