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クオーレ(エドモンド・デ・アミーチス)

「クオーレ」は「心」を意味するイタリア語。親子や師弟間の愛情、家族の絆の大切さを、10歳の少年エンリーコの1学年10ヶ月の日記という形で描いた作品。新潮文庫20世紀の100冊の中の1冊。1902年(明治35年)の作品。

この作品は、エンリーコ少年の日記、今月のお話、そして父母からのメッセージの3層構造になっている。父母や先生などの目上の人を敬う気持ち、貧しい人たちに対する思いやりの心、一生懸命学ぶことの大切さ、それらを描いた話は、どれも心に深く染み入ってくる。現代の私たちが忘れてしまったりなくしてしまったかけがえのないものが、この作品の中にはある。読んでいて泣きたくなるような個所もあった。大切なものはなにか?この作品は、それを教えてくれた。
また、この作品を読んで驚いたのは、「今月の話」の中に「母をたずねて三千里」の元になる話が入っていたことだ。「母をたずねて三千里」が「クオーレ」の作品の一部だったとは知らなかった。
100年以上前に出版された作品だが、今も色褪せることなく輝き続けている。静かな感動を与えてくれる作品だと思う。



| エドモンド・デ・アミーチス | 17:01 | comments(0) | ゆこりん |