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おおあたり(畠中恵)

一太郎の幼なじみの栄吉は菓子屋の跡取り息子だが、今は修業の身だ。なので、許嫁のお千夜とはまだ所帯を持つことができない。そんなお千夜に想いを寄せる男が現れたから、さあ大変。この騒動の結末は・・・?表題作「おおあたり」を含む5編を収録。「しゃばけシリーズ」15。

廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若旦那の一太郎は相変わらず病弱で、兄や達を心配させていた。そんな一太郎のもとには、相変わらずいろいろな相談事が持ち込まれていた。
「おおあたり」では栄吉とその許嫁との話だが、月日とともに人の心も変わっていくのだとあらためて思った。栄吉さん、はやくおいしい餡子を作れるようになって!
「長崎屋の怪談」では、場久の語った怪談話が思わぬ事件を引き起こす。何がきっかけで状況が大きく変わるのか分からないという、興味深い話だった。
「はてはて」は、貧乏神・金次の身に降りかかった災難の話だ。貧乏神といえども金次は神様だ。その金次が困り果てる姿が面白かった。
「あいしょう」は、一太郎が5歳の時の話だ。この頃から一太郎は普通の子供とは違っていたのだ。幼い一太郎が可愛らしい。
「暁を覚えず」は、猫又がくれた薬を飲んだ一太郎の話だ。病弱であるがゆえの、一太郎の切なる願いがいじらしい。
どの話も無難にまとめられ、安定した面白さがある。読後感も悪くなかった。



| 畠中 恵 | 21:34 | comments(0) | ゆこりん |


うずら大名(畠中恵)

うずらをふところに入れ、自分は大名だと名乗る有月。そして泣き虫の村名主・吉之助。ふたりは、武家や百姓の次男坊、三男坊が通っていた剣術道場の仲間だった。久しぶりに再会したふたりだが、思わぬ事件が待っていた・・・。

うずらをふところに入れ、飄々としている有月。一見のんびり過ごしているようだが、実は大きな事件を追っていた。その事件解決のため、村名主・吉之助は協力を求められる。それにしても、同じ道場仲間だったのに、ふたりの置かれている立場は昔と比べ何と変わってしまったことか。自分の将来に不安を抱いて毎日を過ごしていたとは思えない。
ふたりの身分や立場は今や大きく違うが、ふたりは再会後に友情を深めていく。そして、事件の真相にも迫っていく。ラストはほろ苦いものだった。あの時代の次男、三男が置かれていた厳しい状況が切ない・・・。良く考えられたストーリーだと思うがなぜか読みづらく、読むのにかなり時間がかかってしまった。



| 畠中 恵 | 21:54 | comments(0) | ゆこりん |


まったなし(畠中恵)

祭りのための寄進が、どういうわけか今年に限って集まらない。父親がそれにかかりっきりだから、町名主高橋家の跡取り息子の麻之助は、そのほかのもめごとを数多く引き受けなければならなかった。友の八木清十郎の縁談話もからんで・・・。表題作「まったなし」を含む6編を収録。「まんまこと」シリーズ5。

今回も難問が山積みだ。祭りの寄進が集まらない。子犬と小火の関係は?清十郎に嫁は来るのか?高利貸しの丸三が預かった子供とは?そして、清十郎の義理の母・お由有の縁談に絡むやっかいなできごととは?などなど・・・。
いつも思うことだが、生きていればいろいろなことがある。良いことも、悪いことも。人は、その場その場で自分が最善だと思う道を選択して進まなければならない。時には、後悔することもあるだろうが。
今回も、盛りだくさんの内容だった。清十郎に縁談の話があるのは当然だとしても、お由有にも縁談の話があるのは驚きだった。でも、先々のことを考えるとその方がいいのかもしれない。だが、その縁談が思わぬできごとを引き起こすとは・・・。人のねじ曲がった想いというのは恐ろしいものだと思う。これからの展開が気になる終わり方なので、次回作がとても待ち遠しい。清十郎もお由有も幸せになれるといいのだが・・・。
人生の悲哀がじっくり描かれていて、読みごたえがあった。



| 畠中 恵 | 19:38 | comments(0) | ゆこりん |


なりたい(畠中恵)

寝込んでいる若旦那・一太郎を心配した父親の籐兵衛の言葉がきっかけで、神様方を長崎屋に招待することになった。もてなしを受けた神様が一太郎に問う。「来世何になりたいのか?」はたして、一太郎の答えは・・・?7編を収録。「しゃばけシリーズ」14。

人はさまざまな欲求を持っている。そのひとつに「なりたい」がある。願えば叶うこともあるけれど、願っても叶わないことの方が多いだろう。そのとき、人はどうするのか・・・。
「妖になりたい」と願った甚兵衛。それは叶うはずの願いだったのだが・・・。幸せは身近にある。そのことに気づいた甚兵衛さんの姿はほほえましい。
「人になりたい」と願った勇蔵。その願いは切実だった。一太郎たちの勇蔵への思いやりが心にしみる。誰にでも、幸せになる権利はあるのだと思う。
人間の欲は、これでいいということはない。次から次へと新たな欲が湧いてくる。でも、いつもの生活やいつもの自分の中にこそ、かけがえのない大切な物があるのだ。そのことをあらためて感じた。
どの話も楽しかった。読後はほろ苦さも感じたが、満足感でいっぱいだった。面白い作品だと思う。



| 畠中 恵 | 20:18 | comments(0) | ゆこりん |


えどさがし(畠中恵)

時代は明治。ひとりの男が人を捜していた。今は京橋と名乗っている仁吉だった。捜す相手は、若だんなの生まれかわり!?だが、思わぬ事件に巻き込まれて・・・。
表題作「えどさがし」を含む5編を収録。しゃばけ外伝。

しゃばけシリーズでおなじみの面々が登場してそれなりに楽しめる作品だったが、やはり若だんながいないと何だか物足りない。登場しなくても若だんなの存在が感じられる話や、若だんなが生まれる前の話ならまだいいが、若だんながいなくなってしまった明治時代の話は、読んでいて切なかった。
人と妖(あやかし)では寿命が全く違う。出会い、一緒に楽しく過ごしているうちはいいのだが、やがて別れの日が来る。逝ってしまった人を忘れられず、別れの寂しさつらさを抱えながらその後何百年も生き続けなければならないとしたら・・・?気の遠くなるような歳月の中、仁吉や鳴屋たちはずっと変わることなく若だんなを想っていたのだ!その気持ちにホロリとした。
ラストは余韻が残るものだった。どうか、仁吉や鳴屋たちが笑顔のままでいられますように!



| 畠中 恵 | 19:33 | comments(0) | ゆこりん |


ときぐすり(畠中恵)

神田町の町名主の跡取り息子・麻之助は、滝助という男から仕事の相談を受ける。だが滝助の育ての親は巾着切りで、滝助自身も賊の飯炊きをしていたという。はたして彼を信用していいのか?いまだに捕まっていない賊の若頭らと滝助との間には、まだつながりがあるのか?表題作「ときぐすり」を含む6編を収録。「まんまこと」シリーズ4。

妻のお寿ずに先立たれたショックからいまだに立ち直れない麻之助。そんな麻之助を心配する町名主の清太郎と同心見習いの吉五郎。3人は、今日も町内に起こるさまざまなもめ事を解決していく。
「朝を覚えず」では、麻之助が自分の体を実験台に使って周りの物を心配させる。お寿ずが生きていたならこんな無茶はしなかったのではないだろうかと、読んでいて心が痛む。
「たからづくし」では、清太郎が持ち込まれたお見合いの話を避けるため失踪(?)する。清太郎が書き残した文章の謎を解いてみれば・・・。ラストはちょっと切なかった。
「きんこんかん」では、3人の娘の争いが面白い。解決策は予想通りだったが、読後感がよかった。
「すこたん」は、瀬戸物問屋と茶問屋のいさかいの話だ。大事にするのは皿か茶か?だが、その裏には本当のいさかいの理由があった。しかもそこから事態は思わぬほうに転がっていく・・・。こじれた人間関係を修復するのは大変なことだと思った。
「ともすぎ」では、高利貸しの丸三が吉五郎を心配して行動を起こす。ともだちというのはいいものだと、改めて感じさせてくれる話だった。丸三の姿にジンときた。
「ときぐすり」では、滝助の言葉が印象的だった。月日の流れが心を癒してくれる。周りの者たちが、くじけそうな時支えてくれる。麻之助がそう思うことができたなら、お寿ずを喪った悲しみから少しずつだけれど立ち直ることができるのではないだろうか。
人生楽しいことばかりではない。つらいこと哀しいこともたくさんある。でも、それを乗り越えたとき、大きな喜びが待っているのではないだろうか。この作品を読んでそう感じた。ほのぼのとした温もりを感じる作品だった。



| 畠中 恵 | 17:43 | comments(0) | ゆこりん |


こいわすれ(畠中恵)

江戸町名主の跡取り息子の麻之助が、幼なじみの町名主で色男の清十郎、堅物の同心見習いの吉五郎とともに挑んだ謎は「置いてけ掘」だった。はたしてその堀に本当に河童はいるのか?「おさかなばなし」を含む6編を収録。「まんまこと」シリーズ3。

喪った子供をいつまでも追い求める父親、ひとりの女性を巡る意地の張り合い、麻之助に届いた差出人不明の恋文らしきもの、”離縁”にからむ策略、富くじ騒動などなど。このシリーズもさまざまな揉め事や事件が起きる。解決策をあれこれと思案する、麻之助、清十郎、吉五郎、この3人のやり取りも面白い。一方、麻之助自身にも、妻のお寿ずのおめでたといううれしい出来事がある。生まれてくる子供のためによき父親になろうとする麻之助の姿はほほえましい。ずっと楽しく読んでいたはずなのだが、ラストには思わぬ事件が待っていた。あまりの衝撃にしばし呆然・・・といった感じだった。作者はなぜこんな展開にしたのか?こういう展開にする必要があったのか?ほのぼのとした作品だと思っていただけにショックだった。これからこのシリーズはどういう方向に進んでいくのだろうか?楽しみでもあり、心配でもあり、不安でもある。



| 畠中 恵 | 15:26 | comments(0) | ゆこりん |


すえずえ(畠中恵)

長崎屋の若だんな一太郎のお嫁さんがついに決まった!?
離れに住む妖たちとの生活はどうなる?仁吉や佐助とは別れなければならないのか?ハラハラドキドキの展開の「仁吉と佐助の千年」を含む5編を収録。しゃばけシリーズ13。

シリーズもNo.13になった。登場人物たちは確実に年を重ねている。一太郎も嫁を迎えてもいい年になってきて、妖たちとの関係も微妙に変わってきている。いつまでもこのままの関係が続くとは思っていなかったけれど、続かないのでは?と思うと寂しさがこみ上げる。「出会いがあれば、必ず別れがある。」とはよく言われるが、一太郎と妖たちもいつかは別れなければならないのだろうか・・・。「仁吉と佐助の千年」は、いろいろ考えさせられる内容だった。
「栄吉の来年」では、栄吉の成長ぶりにも驚かされた。いつまでも子どものときと同じではないのだ。それは、一太郎にも言えることなのだが。
「寛朝の明日」では、人間の世界で妖が暮らす難しさを感じた。どんなに努力しても乗り越えられない壁があるのだ・・・。
今回の作品も期待通りの面白さだった。このシリーズがこれからも続くことを切に願っている。



| 畠中 恵 | 19:57 | comments(0) | ゆこりん |


たぶんねこ(畠中恵)

大川の河畔にある料理屋 河内屋に大勢の商人たちが集まっていた。一太郎を含む大店の跡取り息子三人が、皆に紹介された。おいしい料理にうまい酒。座がにぎやかになったとき、親分の大貞がこう言った。
「三人のうちで、一番稼ぐのは誰なんだろうな。」
このひと言が、思わぬ騒動を生むことになるのだが・・・。「跡取り三人」を含む7編を収録。しゃばけシリーズ12。

長崎屋の若だんな一太郎は、相変わらず体が弱い。けれど、「跡取り三人」の話の中では、自分の力でしっかり稼ぐことができた。その成長ぶりには目を見張るものがある。力仕事はできないが、鋭い洞察力や人とは違う発想を駆使しての行動は、読んでいてなかなか面白かった。仁吉が記憶喪失になってしまう「みどりのたま」もよかった。古松の切ない願いは叶うのか?このことも気になったが、仁吉の心に秘めた想いの今後の行方がとても気になって仕方がなかった。仁吉の想いはこれからどうなる!?成就する事はあるのか?ないのか?
どの話も、人の心に潜むものを興味深く描いている。笑いと切なさも絶妙なバランスだ。読後も心地よく、ほのぼのとした温もりが残る。
一太郎はどんどん成長している。このまま成長していつかお嫁さんをもらう日が来たら、妖たちとの関係はどうなるのか?今までと同じというわけにはいかないのでは?最近は、そんな心配もしてしまう。ともあれ、このシリーズがこれからもずっと続きますように・・・。



| 畠中 恵 | 20:17 | comments(0) | ゆこりん |


ひなこまち(畠中恵)

人形問屋平賀屋が、美しい娘ひとりを雛小町に選び、その面を手本にして雛人形を作ることになった。さあ大変!江戸中の若い娘は浮き足立った。ここで大儲けしたのは、娘たちに着物を売る古着屋だった。だが、悪徳古着屋が現れて・・・。表題作「ひなこまち」を含む5編を収録。「しゃばけシリーズ」第11弾。

表題作のほかに、人間の欲にまつわるできごとを面白くそしてちょっぴりせつなく描いた「ろくでなしの船箪笥」、ばくが見た夢からひと騒動起こる「ばくのふだ」、河童がくれた薬玉で起こる騒動を描いた「さくらがり」、ある夫婦の絆を描いた「河童の秘薬」がある。それぞれの話は独立しているが、どこかでつながっている。微妙で絶妙なつながり加減だ。今回も味わいのある話ばかりだったが、少々インパクトが弱いと感じたのは気のせい?仁吉や佐助の活躍もあまりなかったような気がする。とはいえ、読んでいて心がほのぼのとするのはいつもの通り♪楽しい作品だった。



| 畠中 恵 | 16:37 | comments(0) | ゆこりん |