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チーム(堂場瞬一)

箱根駅伝に出場できなかった大学の中から好成績の者を選び出し「学連選抜」チームが作られた。「学校のために、一緒に練習してきた仲間のために、襷をつなぐ。」そういう想いがなくても走れるのか?選抜チームのメンバーの胸に去来するものは・・・。

チームスポーツといわれている箱根駅伝。はたして個人個人のタイムがいいというだけで、にわかチームの「学連選抜」が勝てるのか?メンバーそれぞれの想いが交錯し、時には激しくぶつかり合う。チームとしての絆は短期間にできるものではない。お互いがお互いを知るまでには、長い時間が必要なのだ。「何のために走ればいいんだ?」キャプテンに指名された浦の苦悩は続く。チームに馴染もうとしない山城という問題選手も抱えている。それでも、彼らは少しずつそして確実に前進する。箱根駅伝のレースの描写は圧巻だった。読んでいると、ひとりひとりの走りが頭の中に鮮やかに浮かび上がった。傍目には華やかに見える駅伝も、走る側からすれば実に繊細な部分を持った厳しい競技なのだ。ほんのささいなことがきっかけとなり、悲劇を生むこともある。最後まで絶対に気が抜けない緊迫のレース展開。手に汗握る緊張の連続だ。だが、ラストにはさわやかな感動が待っていた!駅伝の持つ魅力を存分に味わうことのできる作品だと思う。



| 堂場 瞬一 | 18:23 | comments(0) | ゆこりん |


ヒート(堂場瞬一)

「神奈川県は、世界最高を目指す!」
そう高らかに宣言した知事に、神奈川県教育局スポーツ課の音無は目を見張る。カギを握るのは、山城という男だった・・。はたして、42.195キロに奇跡は起きるのか?

「世界最高記録更新」それがとてつもなく困難なことだと、誰もが知っている。だが、この困難なことに敢えて挑戦しようとする男たちがいた。入念なコース設定、選手やペースメーカー探し、気候への対策、マスコミへの宣伝・・・。やることは山ほどあった。それにしても、マラソンというスポーツが、こんなに繊細なものだとは知らなかった。ペースメーカーがこれほど重要な存在だということも初めて知った。走る当人はもちろんのこと、それを支えるスタッフの努力は並大抵ではない。
後半は思わぬ展開になった。はたして世界最高記録は出るのか〜〜〜!?手に汗握る緊迫した状況に、読んでいて心臓がドキドキしてきた。それだけに、ラストは微妙だった。プツンと途切れてしまった感じがした。「ここで終わっていいのか!」そう叫びたいのは、私だけだろうか・・・。



| 堂場 瞬一 | 14:59 | comments(0) | ゆこりん |


敗者の嘘(アナザーフェイス2)(堂場瞬一)

神田の放火殺人事件の容疑者が自殺してしまった!だが、突然犯人が名乗り出た。名乗り出たのは、篠崎優という女性弁護士だった。彼女の意図はいったいどこにあるのか?元の上司福原の命令で、大友はこの事件にかかわることになるのだが・・・。アナザーフェイスシリーズ2。

神田の放火殺人事件の容疑者の渋谷は、本当の犯人ではなかったのか?名乗り出た篠崎の真意がどこにあるのか、大友には見当もつかなかった。だが、真実に見える嘘には、必ずどこかに綻びがある。地道な捜査、そして大友の能力が、渋谷や篠崎の人間性を浮かび上がらせ、同時にその綻びを見つけ出していく。けれど、事件の真相が明らかになっても、大友に喜びの表情は見えない。むしろ、ほろ苦い想いだけが増していくように見える。事件を解決するためでも、やってはいけないことがあるのだ。そのことが見えなくなったとき、悲劇が生まれる・・・。
真実に見えたものが嘘で、嘘に見えたものが真実という面白さはあった。大友の苦悩や怒りもよく描かれていたと思う。また、大友の息子優斗への父親としての描写も心打たれるものがあった。ラストはそれほど意外性はなかったが、よくまとめられていると思う。



| 堂場 瞬一 | 17:09 | comments(0) | ゆこりん |


アナザーフェイス(堂場瞬一)

首都銀行に勤める男の息子が誘拐された!妻が亡くなり、息子を自分ひとりで育てていくために捜査一課から総務課に移動していた大友は、元上司の福原から、事件の捜査に加わり大友の持つ能力を生かすよう指示される。刑事として父親として、彼の成すべきことはいったい何か?大友の奮闘が始まる・・・。

刑事といえば硬派なイメージが強いが、この作品に登場する大友はちょっと違う。刑事というよりひとりの父親という感じが強い。大友は、学生時代に芝居を通して身につけた能力を遺憾なく発揮し、事件解決に向け奔走する。動機は何か?犯人はいったい何者なのか?巧妙な身代金受け渡しの描写は、手に汗握る緊迫したものだった。また、ショックで心を閉ざした者に向ける大友の優しいまなざしが印象的だった。ゆっくりとていねいに時間をかけ、相手を傷つけることなく心を開かせていく。その過程も読み応えがあった。幼い息子を抱えながら刑事を続けていくのは大変なことだと思う。大友はどう乗り切っていくのか?次回作も期待したい。読みやすく、楽しめる作品だと思う。



| 堂場 瞬一 | 20:32 | comments(0) | ゆこりん |


棘の街(堂場瞬一)

北嶺という街で起きた誘拐事件。上條らの失敗により、被害者は殺害された。上條は北嶺に戻り、おのれ自身のプライドをかけ再捜査を開始する。ある日上條は暴行を受けていた少年を救出するが、その少年は記憶を失っていた・・・。誘拐事件の犯人は?また、記憶喪失の少年との関わりは?

誘拐事件の捜査の失敗が一人の少年を死に追いやった。「自分の手で犯人を!」その執念が上條を動かす。
設定に目新しさは感じられなかった。ただ、どう展開するのかには、多少興味が湧く。上條の性格は破天荒なところもあり、ちょっと受け入れづらい面があったが、記憶喪失の少年との関わりはなかなかよかった。驚きもしたし、今後の上條の行く末に余韻を残すものになった。まあまあ面白いと感じたが、ページ数が多く、読んでいて途中でしんどいと感じた時もあった。すっきりスリムにし、展開をスピーディーにした方がより面白く魅力的な作品になると思う。



| 堂場 瞬一 | 16:12 | comments(0) | ゆこりん |