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マスカレード・ナイト(東野圭吾)

若い女性の他殺体が発見された。死体発見のきっかけは、ウェブによる情報だった。情報者はいったい何者?そんな中、警視庁に密告状が!犯人は、ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティーに姿を現すという。はたして本当なのか?山岸と新田のコンビが復活!「マスカレードシリーズ」3。

女性の殺され方は不可解なものだった。なぜ犯人はそういう手段を取ったのか?その動機は?また、犯行の情報提供者はいったい誰なのか?あちこちに謎がちりばめられている。
ホテルのコンシェルジュの山岸尚美とホテルマンとして潜入捜査に当たる新田浩介。このコンビがまた復活!と思ったが、前作前々作とはちょっと雰囲気が違う感じだ。ふたりのコンビネーションが発揮されていないのではないか。このシリーズは、ふたりの絶妙なコンビネーションが魅力のはずなのに・・・。
ホテルに対する客のクレームも、凄まじい。本当にこんなクレームがあるのか?また、クレームへの対処の仕方も、現実的なものなのか?疑問に感じるところもあった。
そして、肝心の事件の方だが、犯人が分かったときには驚いた。意外な真相で驚いたのではない。あまりにもあり得ない設定に思えたので驚いた。誰も気づかないものなのだろうか・・・。それに、ちりばめられた謎の答えが分かっても、そこには何の感情も湧かなかった。謎解きの面白さがあまりない。前二作が面白かったので今回も期待して読んだのだが、不満が残る内容だった。ちょっとがっかり・・・。



| 東野 圭吾 | 23:34 | comments(0) | ゆこりん |


素敵な日本人(東野圭吾)

達之・康代夫妻は、元旦の早朝に初詣に出かけた。ふたりにはある決意があった。だが、神社で町長が倒れているのを発見してから、事態は思わぬ方向へと動き出す。「正月の決意」を含む9編を収録。

「正月の決意」はラストが良かった。真面目に生きてきたふたりの決意は、いい加減に生きている人間たちを目の当たりにしてどうなるのか・・・?これから先苦労はするかもしれないが、ふたりの未来に幸あれと祈るばかりだ。
「十年目のバレンタインデー」「壊れた時計」「クリスマスミステリ」は、殺人事件がからむ話だ。どの話もすっきりまとめられていて、読後感も悪くなかった。悪いことはできないものだ・・・。
「サファイアの奇跡」はネコが登場する話だが、ネコと少女の絆にホロリとした。
「水晶の数珠」も印象に残る話だった。やはり、親はいつも子供を愛し、その身を案じている。たとえ冷淡に装っていたりしても・・・。家族の絆は何物にも代えがたいと思う。余韻が残る話だった。
どの話も気軽にサラリと読める。なかなか面白かった。作者の感性が光る作品だった。



| 東野 圭吾 | 21:55 | comments(0) | ゆこりん |


雪煙チェイス(東野圭吾)

殺人容疑で警察に追われる大学生の脇坂竜実は、唯一彼のアリバイを証明してくれる人物を自ら探し出すことを決意する。その人物とは、スキー場で会った美人スノーボーダーだった。はたして、彼は自分の無実を証明できるのか?

あらぬ疑いをかけられ逃亡する羽目になった脇坂竜実。彼は自分の疑いを晴らしてくれる女性を捜しにスキー場にやって来る。やがて警察も彼に目をつけ、捕まえようとスキー場に・・・。
脇坂はいちおう逃亡者なのだが、緊迫感が全く感じられない。本当に自分の冤罪を晴らしたいと思っているのか?と疑問になるほどだ。ミステリーというよりコメディと言った方がいい内容だ。警察の対応も現実にはあり得ないと思うところもあった。
あとひとつ気になったのは、他の方も指摘していたことなのだが、スキー場の管理エリア外のバックカントリーを滑る描写だ。事故が問題になっているだけに、滑走禁止区域を滑る行為が気になった。
読みやすいとは思うが、特別面白いというわけでもない。それなりには楽しめるかも・・・。



| 東野 圭吾 | 21:14 | comments(2) | ゆこりん |


恋のゴンドラ(東野圭吾)

桃実と一緒にスキー場にやって来た広太は、ゴンドラに乗り合わせた4人の女性の中のひとりを見て驚愕した。それは何と、同棲相手の美雪だった。しかも!彼女とは結婚することになっている。「ゴーグルとフェイスマスクを外すわけにはいかない。」「声を出すわけにはいかない。」広太の地獄の時間が始まった・・・。「ゴンドラ」を含む7編を収録。

桃実、秋菜、麻穂、美雪、広太、栄介、春紀、直也の8人の男女が繰り広げる恋の物語だ。7編の短編はどこかで微妙につながっている。同棲相手の美雪を騙して桃実とスキー場にやって来た広太の顛末は?美雪と桃実、ふたりの女性の関係は?そして、そこに他の男女5人が関わってくるわけだから、話はややこしくなる。8人の男女はもつれにもつれていくようだが、実は収まるべきところに収まっていく・・・ように見えた。だが、ラストでは意外な結末が待っていた。一番バカだったのは、広太だったのか・・・?
登場人物が個性的に描かれ、内容も面白かった。次はどうなるのかと、読んでいてどんどん引き込まれた。肩ひじ張らずにサラリと読める楽しい作品だと思う。



| 東野 圭吾 | 21:04 | comments(0) | ゆこりん |


危険なビーナス(東野圭吾)

ある日突然伯朗に、弟・明人の妻だと名乗る女性からの電話がある。楓と名乗る女性は、明人が失踪したことを告げる。そこには遺産相続問題が!?伯朗と楓は協力して明人の失踪の原因を探るが、伯朗はしだいに楓の存在が気になり始めた・・・。

伯朗は楓と、父親違いの弟・明人の行方を追う。明人の父親はかなりの資産家で、瀕死の床にある。遺産相続問題、母親の死の謎、そして伯朗の父に隠された秘密など、さまざまなできごとがやがてある真実を浮かび上がらせるのだが、その真実には読み手をうならせるものは何もなかった。どこかで読んだことのあるような話が随所にみられる。目新しさがない。読んでいても、この先どうなるのか?というワクワク感が感じられない。登場人物も魅力に欠け、感情移入ができなかった。また、最後まで読むと本のタイトルの意味も分かるのだが、それでどうということもない。期待して読んだのだが、盛り上がりに欠ける面白味のない作品で、とても残念だった。



| 東野 圭吾 | 20:22 | comments(0) | ゆこりん |


人魚の眠る家(東野圭吾)

播磨和昌・薫子夫妻は、娘・瑞穂の小学校受験後に離婚することになっていた。しかし、突然の悲劇が一家を襲う。瑞穂が事故に遭った!残酷な事実が播磨夫妻に告げられた。ふたりは苦渋の選択を迫られるが・・・。

「何をもって人の生、人の死とするのか?」
このことをあらためて考えさせられた。この作品のテーマは目新しいものではない。しかし、多くの問題や人々のさまざまな感情を含んでいるだけに、とても難しいものだと思う。
子供の運命を知ったときに、親は冷静な判断ができるのか?播磨夫妻の取った行動は、人から見れば異常なことかもしれない。けれど、親の気持ちを考えてみるとそれも仕方のないことに思える。娘を何とかしたいという薫子にも、同情できる部分がある。
もう一度問いたい。「何をもって人の生、人の死とするのか?」その問いにはっきりと答えられる人がいるのだろうか?人が人の生死の判断をして本当にいいのか?そのことについての、第6章のラスト、医師・遠藤と和昌の会話がとても印象的だった。
現実離れした部分もあり感情移入できる部分はあまりなかったが、重いテーマを扱った読みごたえのある作品だと思う。



| 東野 圭吾 | 19:26 | comments(0) | ゆこりん |


ラプラスの魔女(東野圭吾)

ふたつの温泉地で、硫化水素による死亡事故が発生した。遠く離れているにもかかわらず、どちらの温泉地でも羽原円華という女性が目撃される。実は、彼女には不思議な能力があった・・・。

温泉地の硫化水素による死亡事故は、密閉された室内ならともかく、今までにまったくそういう事故が起きていない屋外で起きた。専門家や警察などがいくら調べても原因が分からない。事故か?それとも殺人か?もし殺人だとしたら、誰がどんな目的で行ったのか?だが、屋外で硫化水素を使って人を殺すことが可能なのか?謎が謎を呼ぶ・・・。
このできごとには、不思議な能力を持つ人物が関わっている。その能力は徐々に明かされていくが、まさに本の帯に書かれた「空想科学ミステリー」の世界だった。実際にはあり得ないとは思うが、あり得そうなことにも思え、興味深く読んだ。だが、温泉地の死亡事故につながっていく”できごと”は現実味が乏しい。あるできごとから別のできごとにつながっていく過程は説得力に欠ける。主要な登場人物についての描写もあっさりしていて、読んでいても人物像がはっきりとはつかめなかった。ラストは無難にまとめたという印象はあるが、このストーリーでこのラストというのは不満が残る。なかなか面白いとは思うが、なにか物足りなさを感じる作品だった。



| 東野 圭吾 | 19:39 | comments(0) | ゆこりん |


マスカレード・イブ(東野圭吾)

東京で大学教授が殺害された。新田浩介があやしいと思った男には、アリバイがあった。大阪にいたのだ。だが男は、宿泊したホテルの名前を言おうとはしなかった。そこにはいったい何が隠されているのか?表題作「マスカレード・イブ」を含む4編を収録。「マスカレード」シリーズ2。

「マスカレード」の魅力は、刑事の新田浩介とホテルマンの山岸尚美、ふたりがぶつかりあいながら事件を解決に導くというところにある。新田は犯人の仮面を暴く。一方、山岸はあくまでも客の仮面を守ろうとする。相容れないふたりの考えがどこでどう妥協点を見つけていくのか?駆け引きが面白い。
今回の作品は、「マスカレード・ホテル」に登場した新田と山岸、このふたりが出会う前のそれぞれの物語を描いている。ふたりがどんな人生を歩んできたのかが垣間見えて興味深い。
「それぞれの仮面」では、山岸の元彼が登場する。動揺しながらも毅然とトラブルを解決する山岸の姿に、ホテルマンとしての気概を見た。「ルーキー登場」では、新田の鋭い洞察力が光る。「仮面と覆面」では、宿泊客を守ろうとする山岸の奮闘ぶりが面白かった。表題作「マスカレード・イブ」は、目新しさや意外性はなかったが読み応えがあった。
「ホテル」という限られた空間の中で起こる事件。新田と山岸がどう解決していくのか、これからもふたりの活躍に期待したい。



| 東野 圭吾 | 19:36 | comments(2) | ゆこりん |


虚ろな十字架(東野圭吾)

11年前にひとり娘を殺された中原は、数年前に妻と離婚し、仕事も辞めて伯父から引き継いだ会社で働いていた。そこに佐山という、娘の事件のときの担当だった刑事が訪ねてくる。中原の元妻の小夜子が何者かに刺殺されたという。中原は、離婚後の小夜子の行動を調べてみることにしたのだが・・・。

残虐な事件をニュースで見るたびに「犯人は死刑かな?」などと単純に考えていたが、犯罪と刑罰の問題というのはとてつもなく大きくて複雑なものだと思った。中原の娘を殺害した蛭川。彼は最後まで反省することはなかった。もちろん、被害者家族への謝罪もない。そんな男が死刑になったとしても、はたして被害者の家族たちは救われるだろうか?私は救われないと思う。どこへもぶつけることができない怒りや悲しみが、生きていく限り続いていくのではないだろうか。
刑務所に入ってもまったく反省しない者。罪の意識にさいなまれ、苦しみながら毎日生活している者。はたしてどちらが罪を償っていると言えるのか?この作品を読むと分からなくなってくる。
「世の中で起こる残酷な事件。それは、どれとして同じものはない。なのに、みんな同じ死刑にしてしまっていいのか?」登場人物の口を借りて作者が読み手に問いかけてくる。いったい誰がこの問いに答えられるというのか?人が人を裁くことがいかに大変なことか、読んでいて痛いほど伝わってくる。「罪は償わなくてはならない」そんな当たり前の言葉さえ気楽には言えない。
小夜子の生きざまが切なかった。娘を殺されたというつらさを、彼女なりに乗り越えようとしていたのに・・・。

一体どこの誰に、「この殺人犯は刑務所に○○年入れておけば真人間になる」などと断言できるだろう。殺人者をそんな虚ろな十字架に縛りつけることに、どんな意味があるというのか。

作者の言葉は、読み手の心を深くえぐる。さまざまな重い問題を含んだ、読み応えのある作品だった。



| 東野 圭吾 | 19:34 | comments(0) | ゆこりん |


疾風ロンド(東野圭吾)

恐ろしい生物兵器が盗みだされ、スキー場近くの雪山に埋められた。春になり雪が解けて気温が上昇すれば散乱し、多くの犠牲者が出る!だが、3億円払えと要求してきた犯人は事故死してしまった!栗林は上司から事態収拾を命じられる。息子とともにスキー場に向かった栗林に、数々の困難が立ちはだかる。はたして彼は、無事に解決できるのか!?

息子の力を借りスキー場にやってきた栗林だが、スキーのできない彼の行動は滑稽というしかない。「生物兵器が空中に拡散すれば多くの犠牲者が出るという緊迫した状況なのに、この緊張感の無さは何だ!」と、読んでいて思わず突っ込みを入れたくなる。ミステリーというよりはほとんど喜劇に近いのでは?
さまざまな人間のさまざまな思惑が入り乱れ、事態は二転三転し思わぬ方向に動いていく。「いったいラストはどうなるのか?」ハチャメチャな展開だが、最後まで目が離せなかった。そして、窮地に陥ったかに見えた栗林だが・・・。最後は笑えた。思わず「ウフフ♪」と声が出てしまった。
軽快でテンポよく、すらすら読める。読後も心地よい余韻が残った。面白い作品だと思う。



| 東野 圭吾 | 19:47 | comments(0) | ゆこりん |