トップページへ♪
MY SITE & MAIL

トップページへ♪ メール♪
ホームページです♪
日記のblogです♪

SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
My Book
日本の作家
<あ行> ------------ <か行> ------------ <さ行> ------------ <た行> ------------ <な行> ------------ <は行> ------------ <ま行> ------------ <や行> ------------ <ら行> ------------ <わ行> ------------ <その他> ----------
海外の作家
おっ!本♪
Search this site.

PROFILE
OTHERS
MOBILE
qrcode

キラキラ共和国(小川糸)

ツバキ文具店は、今日も様々な人が訪れにぎやかだ。相変わらずいろいろな依頼が舞い込んでくる。店を切り盛りする鳩子自身にも人生の転機があった・・・。「ツバキ文具店」シリーズ2。

この作品では、鳩子は結婚している。ミツローさんとその娘のQPちゃんが家族となる。深い深い愛情で結ばれた3人の姿は、心をほのぼのと温めてくれる。
そんな鳩子のもとへ、相変わらず代書の依頼は舞い込んでくる。亡き夫からの詫び状がほしい、あこがれの文豪から便りがほしい、愛する者へ自分の素直な気持ちを伝えたい・・・。どれも、切なさの中に静かな感動がある。こんな文具店が実際にあったなら、何度も何度も足を運ぶのに・・・。
日常生活の中にこそ、大切なものがある。幸せがある。この本は、あらためてそのことを感じさせてくれる。日々の暮らしを大切にしなくては! 読んでいると心が穏やかになる、味わいのある作品だった。



| ”お” その他 | 19:55 | comments(2) | ゆこりん |


魂でもいいからそばにいて(奥野修司)

愛する人、かけがえのない人を突然失ったら、どんな形でもいいからその人に会いたいと願わずにはいられないだろう。多くの犠牲者が出た3.11後の霊体験をまとめた話。

突然、本当に突然、自分にとって大切な人を失ってしまったら、その喪失感はいったいどれほどのものだろう・・・。東日本大震災では、多くの人が犠牲になった。遺された人たちは、悲しみや絶望、そして後悔を抱えることになる。
そんな被災地で、数々の不思議な体験が語られ始めた。亡くなったはずの夫の姿を見た、亡くなった息子の気配を感じた、亡くなった兄からメールが届いた・・・。霊体験。信じない人も多くいるだろうと思う。けれど、この本に収められている話は、単純に否定できないものがある。生きているときも死んでしまった後も、家族の絆は続いているのだ。家族の身を案じる気持ちはどんな状況になっても消えることはないのだ。
東日本大震災・・・。本当にひどいできごとだった。被災した方々が、これから先希望を持って暮らせるようになりますように。そう願わずにはいられない。犠牲者の方々のご冥福をあらためてお祈り申し上げます。



| ”お” その他 | 22:20 | comments(0) | ゆこりん |


ツバキ文具店(小川糸)

鳩子は、亡くなった祖母が営んでいた文具店を引き継ぐことにした。それと同時に、祖母が行っていた代書屋の仕事も引き継ぐことに・・・。。鳩子のもとには、さまざまな理由で自分の気持ちを手紙に書くことができない人たちが訪れてきた。

心のすれ違いから疎遠になっていた祖母。だが、祖母が亡くなったとき、鳩子は戻って来た。祖母が暮らしていた街で、祖母の行っていたことのすべてを引き継いだ。
「代書屋」という仕事はとても大変な仕事だ。この本を読むまでは、「代書屋の仕事は、ただ単に依頼人の代わりに手紙を書くだけ。」と思っていた。だが、そうではなかった。依頼人の性別や年齢、感情や想い、置かれている状況など、それらをすべて考慮して手紙を書くのだ。そして、状況に応じて、使う紙、封筒、切手、筆記用具、インクの色、さらには筆跡までも変えていく。手紙で依頼人の想いを相手に伝えるために・・・。手紙をやり取りする人は少なくなってしまったけれど、この本を読むと手紙っていいなぁと改めて感じる。
鳩子は、いろいろな人に頼まれてその人の代わりに手紙を書いた。けれど、鳩子自身が手紙を書きたかった相手は・・・。最後はジンと来た。ほのぼのとしたぬくもりを感じる作品だった。読後感もよかった。



| ”お” その他 | 22:11 | comments(0) | ゆこりん |


夏目漱石 読んじゃえば?(奥泉光)

「夏目漱石はこう読もう!」
文豪夏目漱石の本の、全く新しい読み方がここにあった!奥泉光流のその読み方とは?

夏目漱石といえば明治の文豪だ。その作品は堅苦しいものが多いと思いきや・・・。作者は独自の視点で漱石作品を解説している。漱石作品を読みこんだ作者ならではの独特の解説に、「おおーっ!この作品はこういう読み方もできるのか!」と感動した。この本を読めば抵抗なく漱石作品を読めるのではないだろうか。
「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」「こころ」「それから」「明暗」などなど。視点を変えると作品色が違って見える。子供が読んでも面白いと思うが、大人が読んでも充分楽しめると思う。この作品を読むと、抵抗なく漱石に手が出せるのではないだろうか。漱石の作品に興味がある人だけではなく、すでにたくさんの漱石の作品を読んでいる人にもぜひ読んでもらいたいと思う。それにしても、漱石作品は奥が深い。多くの人に愛されるのも納得♪



| ”お” その他 | 20:35 | comments(2) | ゆこりん |


大泉エッセイ(大泉洋)

大泉洋が、大学時代の1997年から雑誌に連載していたものや、40歳になった自分自身について書いたものなどを収録した、魅力的なエッセイ集。

「面白すぎるよ、洋ちゃん!」
思わずそう言いたくなってしまった。このエッセイの中には、彼の魅力がぎっしり詰まっている。時には羽目を外しすぎるときもあるが、なぜか憎めない。読めば読むほど本の中にどんどん引き込まれていき、あっという間に読んでしまった。彼のファンがたくさんいるのも納得♪ これからもそのキャラを大切に、本能のままに突っ走ってほしい。本当に面白いエッセイだった。
文庫本で読んだのだが、「文庫版書き下ろし」「特別収録 あだち充×大泉洋」も追加収録されていて得した気分だった。



| ”お” その他 | 20:53 | comments(2) | ゆこりん |


ピエタ(大島真寿美)

大作曲家でもあり、過去にピエタの司祭でもあったヴィヴァルディが、ヴェネツィアではなく遠いウィーンで亡くなった。教え子のひとりであったエミーリアは、行方不明になったヴィヴァルディの1枚の楽譜を追い求める。その楽譜に隠された謎とは・・・?

捨子養育院でもあり音楽院でもあるピエタ。そして、司祭でもあり音楽教師でもあったヴィヴァルディ。彼の突然の死は、そこで暮らす彼女たちに大きな動揺を与える。やがて、1枚の楽譜探しが、いつしかヴィヴァルディの知られざる面をあらわにしていくのだが・・・。
人は、さまざまな悩みやしがらみを抱えて生きている。裕福で幸せそうに見えても寂しい心を持った人。才能豊かであっても虚しさを感じながら日々生きている人。責任ある仕事に就き充実した生活をしていても、親がいないということに深く傷ついている人などなど・・・。ヴィヴァルディも例外ではなかった。心のどこかに寂しさや虚しさを抱えていたのだ。彼の死後、次第に明らかになる思いもよらぬ一面。生きるとは苦悩の連続なのか?喜びもつかの間のできごとでしかないのか?それでも明日に希望を見出そうと、人々は前へ前へと歩き続ける。その姿は、切ないまでに美しい。
どんなに時が流れても、人の想いは変わることなく受け継がれていくものなのだ。そのことに、心が震えるような感動を覚えた。深い味わいのある作品だと思う。



| ”お” その他 | 20:01 | comments(0) | ゆこりん |


それでも彼女は歩き続ける(大島真寿美)

柚木真喜子。彼女は有名な映画監督になり、そして海外の映画祭で賞をとった。かつて彼女に関わった6人の女性たちの視点で語られる「柚木真喜子」。彼女はいったいどんな人生を歩んできたのか?7編を収録。

この作品は、6人の女性から見た「柚木真喜子」を描いている。それぞれ関わり方がかなり違う。違うからこそ、「柚木真喜子」というひとりの女性の姿が立体的に、そして鮮やかに浮かび上がってくるはずなのだが、読んでも読んでも彼女の姿が浮かんでこなかった。6人の歩んできた人生の悲哀ばかりが表に出ているような気がする。浮かんでこないので、「柚木真喜子」に感情移入できない。つかみどころのない曖昧な存在になってしまっている。それがすごくもどかしかった。描き足りないのではないか?深さがない。感動を呼ぶはずの最終章「リフレクション」もいまいちだと思う。面白さを感じないまま読み終わってしまった。満たされない想いばかりが残る作品だった。



| ”お” その他 | 16:52 | comments(0) | ゆこりん |


やがて目覚めない朝が来る(大島真寿美)

父と母が離婚した。小学4年生だった有加が母に連れられて行った先は、何と!父方の祖母の蕗の家だった。もと嫁と姑、そして有加。3人の生活が始まった・・・。さまざまな人の「生」と「死」を瑞々しく描いた作品。

有加の父と母が離婚したこと、有加の母がもと姑だった蕗のところに転がり込んだこと、それらにはそれなりの理由があった。けれど、人が生きていくためには、さまざまな苦悩や悲しみを心の片隅に追いやらなければならない時もある。恨みや憎しみを忘れなければならない時もある。それらひとつひとつを、有加は蕗の家に出入りする人たちからも学んでいく。少女から大人へ、成長していく命がある。けれど一方で、老いや病気で消えていく命もある。人はいつか、誰もが命の終わりを迎える。そうは分かっていても、きらめくような人生を送ってきた人たちの終焉は、読んでいてたまらなく悲しかった。
派手さはないが心にふんわりとした温かさをもたらしてくれて、やさしい気持ちにさせてくれる作品だった。



| ”お” その他 | 16:37 | comments(0) | ゆこりん |


ペンギンと暮らす(小川糸)

「ペンギンと暮らしてみたいけれど、東京でペンギンを飼うのは無理。だったら同居人の夫をペンギンと思うことにしよう。」
作者と作者の夫の生活を軸に、日常生活をほのぼのと描いた作品。

いろいろな人とのふれあい、そして登場するたくさんのおいしそうな料理。作者小川糸さんの日常生活は読んでいて心が温まる。また、ひとつひとつの料理に対する愛情がひしひしと感じられる。「食べる」ということは「生きる」ということで、それはとても大切なことだ。おいしい料理は、人を幸せな気分にしてくれる。誰かのために料理を作る。それもまた幸せなことだと思う。
この作品の中には、武州養蜂園の南高梅、岩手県一関市のかけす農場の干りんご、ベルギー産のチェリーピローなど、「私もぜひ手に入れたい!」と思うようなさまざまな魅力的な物も登場する。
ほのぼのとしていて、読んでいてとても楽しい。こんなふうに生活できたらいいなぁと、あこがれてしまう。とてもステキな作品だった。



| ”お” その他 | 18:54 | comments(0) | ゆこりん |


食堂かたつむり(小川糸)

ある日突然、一緒に暮らしていた恋人が消えた!しかも、全ての物を持ち去って・・・。ショックから声が出なくなった倫子は、ふるさとに帰り小さな食堂を始める。「食堂かたつむり」と名づけられた食堂を舞台に、さまざまな人たちの悲哀を描いた作品。

母との確執から何年も帰っていなかったふるさとに、倫子は傷ついて帰ってきた。そして、自分自身が生きるために食堂を始める。「食堂かたつむり」は、とてもステキな食堂だ。「食べるということは、いろいろな植物や動物たちの命を引き継ぐことになる。だから、決して食べ物を粗末にしてはいけない。」倫子の「食」や「料理」に対する真摯な考えには、感動を覚えた。おいしい料理は、どんな人の心も感動させる力を持っている。すごい力だ。途中「えっ!」と思う意外な場面もあったが、読み手に「命」というものを考えさせるには重要な描写ではないかと思う。ラストも感動的でよかった。ほのぼのとした温もりを感じさせる作品だった。



| ”お” その他 | 17:31 | comments(0) | ゆこりん |