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PRIDE(石田衣良)

マコトを訪ねてきたリンが語る暴行事件の話は衝撃的だった。事件から立ち直り、強く生きていく決心をしたリンに惹かれていくマコト・・・。だが、再び魔の手がリンに迫る!マコトはリンを救えるのか?表題作「PRIDE」を含む4編を収録。IWGP(池袋ウエストゲートパーク)シリーズ10。

プライドって、なんだろう?
マコトがそうつぶやいているが、私も同じ疑問を持った。それは、その人自身が何ものにもつぶされることなく輝き、そして生き続けるエネルギーの源なのか?「PRIDE」に出てくるリンの持つプライドは、まさにそういうものだ。どんなにつらいことがあっても、立ち上がり歩き出す。彼女の強さを支えているのがプライドなのだ。そんな彼女に、マコトは好意を抱く。二人のこれからがとても気になる。そのほかの3編、データを盗まれたエリートの男を描く「データBOXの蜘蛛」、弟にケガを負わせた犯人を探す姉を描いた「鬼子母神ランダウン」、30歳を過ぎてもなおアイドルでい続けようとする女性を描いた「北口アイドル・アンダーグラウンド」もよかった。特に「鬼子母神ランダウン」では、タカシの意外な一面を知ることができ興味深かった。マコトやタカシは、このシリーズの中で確実に年を重ねている。彼らの今後がどうなるのか・・・。次回作を楽しみに待ちたい。



| 石田 衣良 | 15:49 | comments(0) | ゆこりん |


5年3組リョウタ組(石田衣良)

中道良太、25歳、5年3組担任。この若き、情熱あふれる教師と生徒たちの触れ合いや、学校生活の中で起こるさまざまな問題を描いた作品。

「情熱のかたまり」そんな言葉がぴったりの中道良太。考えるよりまず行動してしまうタイプだで、まわりの人たちをヒヤッとさせる時もある。だが、どんな困難が待ち受けようと、それを乗り越えていく強さを持っている。彼の純粋な思いは、生徒たちの心にストレートに伝わっていく。実際にこんな先生がいたら、学校生活はきっと楽しいに違いない。テストの結果や受験に振り回される今の子どもたちは、本当にかわいそうだ。学校は勉強をするだけの場所ではない。友情を育んだり、いろいろ楽しいことを経験をする場所でもある。そう思うのはもう時代遅れなのだろうか・・・。そう考えるとちょっと悲しい気持ちになった。



| 石田 衣良 | 17:41 | comments(0) | ゆこりん |


ドラゴン・ティアーズ(石田衣良)

ひとりの少女の失踪が、250人の研修生の強制国外退去という最悪の事態を招くかもしれない。タイムリミットは1週間。少女の捜索に乗り出したマコトだが、中国の貧しい農民の衝撃的な実態を知ることになる・・・。表題作「ドラゴン・ティアーズ」を含む4編を収録。IWGPシリーズ9。

貧しい者、弱い者はいつだって虐げられている。中には、底辺からはい上がることなんて不可能だとあきらめてしまった者さえいる。この作品に登場するそんな人たちに救いの手を差しのべるマコトやGボーイズのメンバーたち・・・。
懸命に生きている女性を食いものにするヤツ、ホームレスたちの弱みに付け込み自分の利益を貪ろうとするヤツ、中国から働きに来た貧しい者たちを利用しようとするヤツ・・・などなど。そんな悪いヤツに制裁を加えるマコトたちは、まさに「池袋の正義の味方」だ。読んでいてやりきれない思いを味わう描写もあるけれど、どこかで救いがあることに安堵する。その一方で、マコトの母の行動力にはとても驚かされた。さすが!マコトの母!!
今回も期待通りの面白さだった。次回作を期待したい。



| 石田 衣良 | 17:13 | comments(0) | ゆこりん |


再生(石田衣良)

妻梨枝子を突然喪ってから2年。康彦は、6歳になる息子耕太と2人で生きてきた。そんなある日、梨枝子の友人だった谷内果歩から連絡が入る。彼女は、梨枝子のメッセージを意外な形で伝えようとする・・・。表題作を含む12編を収録。

「特別なことなど望んでいない。いつもの日常生活を送り、いつものささやかな幸せをかみしめることができればそれでいい。」
そう望んでも、それさえかなわぬことがある。哀しみ、絶望、虚無、喪失感・・・。次々と心を襲うそれらに対しなすすべがなくなったとき、人はいったいどうなってしまうのか?闇の底でひざを抱えうずくまるしかないのか・・・。
作者はそんな人たちに、やわらかでおだやかなまなざしを向ける。ほんのわずかな希望が闇の中でひと筋の光となったとき、彼らは再生の道を歩み始める。その過程は、読み手の心にしっとりとしみてくる。静かな感動をもたらしてくれる作品だった。



| 石田 衣良 | 16:17 | comments(0) | ゆこりん |


非正規レジスタンス(石田衣良)

仕事は派遣の日雇い、住むところもない。そんなサトシが襲われ重傷を負う。背後には、弱者を食い物にする者たちがうごめいていた。マコトやGボーイズが立ち上がった!表題作を含む4編を収録。IWGPシリーズ8。

真面目に生きている者がバカを見る。そんな世の中はあまりにも寂しすぎるが、これが現実なのだと思うとやりきれない気持ちになる。この作品の中に登場する者たちの中にも、そんな人たちがいる。必死に生きている母と息子。その母を自分の利益のために利用しようとするヤツ。せめて人並みな暮らしを!と願う者をつぶそうとするヤツ。弱者を踏み台にしようとする悪いヤツは、数限りなくいる。だが一方で、弱者を守ろうとする人たちがいるのは救いだ。マコトやGボーイズの活躍は、読んでいて小気味よい。今回の作品では、マコトの幼い頃のエピソードもほんの少し描かれていた。意外な過去!?人気シリーズ、今回も期待を裏切らない内容だった。



| 石田 衣良 | 20:02 | comments(0) | ゆこりん |


4TEEN(石田衣良)

ナオト、ダイ、ジュン、テツローの4人は、14歳で中学2年生。
「病気のこと、恋愛のこと、家族のことなど、いろいろ考えることはあるけれど、4人一緒なら何とかなるさ!」
そんな彼らの、喜び、悲しみ、悩み、苦しみを、あざやかに描いた青春小説。直木賞受賞作品。

「未来がきらきら光り輝いて自分たちを待っている。」そんなふうに考えている時期が誰にでもあると思う。14歳の4人の少年たちも、そんなふうに考えているのではないだろうか。ナオトの病気は深刻なものがあるけれど、彼らはくよくよ考えない。常にまっすぐ前を向いて進んで行こうとしている。その姿は、とても純粋で一途だ。今どきこんな中学生は現実にはいないと思うが、この作品を読んでいると、いたらいいなとか、いてほしいと思ってしまう。読みやすく、さわやかさを感じさせる作品だった。



| 石田 衣良 | 15:45 | comments(0) | ゆこりん |


夜を守る(石田衣良)

息子を殺した犯人を捜し続ける老人と出会ったことがきっかけでチームを結成し、アメ横の治安を守ることになった4人組。窃盗団に、薬物中毒の男、消えたダンサーの行方・・・などなど。彼らのもとに持ち込まれる問題は種々様々だ。そしてついに、老人の息子殺しの犯人につながる手がかりが!

この作品を読むと、池袋ウエストゲートパークシリーズ(IWGP)と比較せずにはいられなくなる。同じ類の作品はどうしても比較されてしまう。比較すると、やはりIWGPの方が面白い。そういう意味では、不幸な作品なのかもしれない。登場する4人の個性はとてもよく描かれている。趣味も考え方も性格もまったく違う4人が発揮する見事なチームワークは、読んでいて楽しい。けれど、起こるできごとは新鮮味がなくいまいちという感じだった。ワクワク感や緊迫感、新鮮な驚きを読み手は求めているのだが、それが最後まで満たされず、読後もすっきりしないのが残念だった。



| 石田 衣良 | 15:50 | comments(0) | ゆこりん |


赤(ルージュ)・黒(ノワール)(石田衣良)

村瀬という男に誘われて、カジノバーの裏の売り上げを強奪するメンバーに加わった小峰。だが、一人の男が裏切り村瀬は死んだ。小峰にも、裏社会の容赦ない制裁が・・・。小峰は自分の命をかけて、裏切った男を捜し始める。池袋ウェストゲートパーク外伝。

「マコトの登場しないIWGPなんて。」と思ったが、テンポのある面白い内容だった。期限内に、裏切った男と奪われた金を探し出さなければならない。池袋を駆け回る小峰。そして行動を共にするおなじみのサル。その緊迫感がたまらない。追うものと追われるもの。どちらも生きることに必死だ。運だけでは乗り切れない。最後におのれの運命を決めるのは、やはりおのれ自身だ。「赤と黒」どちらを選ぶのか?作者の憎いまでの演出が光る。読後も爽快♪楽しめる作品だった。



| 石田 衣良 | 16:04 | comments(0) | ゆこりん |


Gボーイズ冬戦争(石田衣良)

Gボーイズが襲撃された!やられたのはGボーイズのナンバー2になったヒロトの派閥チームだった。やったのはタカシ?何者かがGボーイズの内部分裂を企てていた・・・。表題作を含む4編を収録。IWGPシリーズ7。

若さだけで突っ走ってた最初の頃の作品と比べ、マコトには落ち着きが出てきたと思う。その分人柄の魅力が増している。持ち込まれるどの事件にもマコトのよさが存分に発揮されていると思った。力だけの解決は後に遺恨を残す・・・。そのことを充分承知しての行動は頼もしさも感じさせる。どの話もよくまとまっていてよかったと思うが、その中でも表題作の「Gボーイズ冬戦争」が印象的だった。タカシとマコトの熱い友情も垣間見ることができた。作品の中で成長を続ける彼ら。今後どうなるのか、不安と期待が入り混じる。



| 石田 衣良 | 17:03 | comments(0) | ゆこりん |


LAST(石田衣良)

「後がない!」
生きていくうえでの選択権などありはしない。はたしてどこまで落ちていくのか?ぎりぎりまで追い詰められたさまざまな人間たちを鋭く描いた7編を収録。

借金で首が回らなくなった男のとった道は?借金返済のために女が選んだ職業は?そして、テレフォンクラブで受け取った電話の相手が最後にやったことは・・・。どれも暗い話ばかりだ。読んでいて救いがない。人生の底辺をはいずり回っているような息苦しさ、不快感がある。特に「ラストシュート」は読んでいて気分が悪くなる思いを味わった。この短編で作者が言いたかったことは何か?それがまったく分からない。また、積極的に理解しようという気持ちさえ起こらない。読後感もよくなかった。



| 石田 衣良 | 16:25 | comments(0) | ゆこりん |