老いの才覚(曽野綾子)
2011.03.24 Thursday
人は誰でも老いていく。いかに年を取るべきか?自らの体験を交え、作者が語る7つの才覚とは?
「老いる」と言っても、人それぞれ老い方がまったく違う。「ああいう年の取り方はしたくない。」「こういうふうに年を重ねられたら・・・」いろいろな人を見て、いろいろなことを考えたりする。
この作品は、老いてからの生き方のひとつの指針となる。7つの才覚全てに共感できるわけではないが、「なるほど!」と思うことがたくさんあった。老人だからといって人に甘えてはいけない。何かをしてもらうことばかり考えてはいけない。自分の置かれた環境にグチばかり言ってはいけない。などなど。よく考えれば当たり前のことだけれど、ハッとさせられることがたくさんあった。年を取ったら、周りの人に感謝しながら自分の置かれている環境に満足し(上を見たらキリがない・・・)、プラス思考で、そして生きがいを持って暮らしたい。うまくいくかどうかは分からないが、努力はしてみるつもりだ。老若男女全ての人に、一度は読んでもらいたいと思う作品だった。
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