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四人組がいた。(高村薫)

元村長、元助役、郵便局長、キクエ小母さん。ひと癖もふた癖もありそうな四人組が、一日中茶飲み話に花を咲かせる。彼らにかかればどんな問題も即解決!?高村薫がユーモア小説に挑戦!12編を収録。

村の過疎化、少子高齢化、宗教問題、村おこしにアイドル問題。そして、四人のたむろする集会所を訪れるさまざまな人や四足の生き物。内容はバラエティに富んでいる。だが、現実にはあり得ないことが次から次へと起こり、単なるドタバタ劇のようだ。ブラックユーモア小説ということなのだろうが、毒々しすぎて笑えない。笑えないどころか、読んでいて不快感を感じるところもあった。あちこちで書評を見ると高評価のようだが、正直どこがいいのかさっぱり分からなかった。心に響いてくるものが全くない。途中から、読むのが苦痛になってくるほどだった。ラストも???なぜこんなラストにしたのか理解できない。私の大好きな作家、高村薫の作品ということで期待して読んだのだが、完全に期待を裏切られた。読後感も悪く、面白味を感じない作品だった。



| 高村 薫 | 17:52 | comments(0) | ゆこりん |


晴子情歌(高村薫)

300日、晴子はインド洋上にいた息子の彰之に手紙を出し続けた。100通の手紙には、少女から大人の女性へ変わりゆく晴子の姿が描かれていた。自分の目の前に現れた自分の知らない母・・・。彰之がとまどいの中で感じたものは?

昭和の初めから戦前戦後の混乱の時代を生き抜いてきた母。その半生を綴った手紙は、圧倒的な迫力で読み手の心を強く強く揺さぶる。晴子の人生は、平坦なものではなかった。彼女は必死に生きた。時には虚勢を張り、時にははいつくばるように、時には苦痛に身悶えしながら・・・。晴子の息づかい、しぐさ、細やかな心情が、作者の緻密な描写によりあざやかに、そして生々しく浮かび上がってくる。初めて知る母というひとりの女性の生きざまを目の当たりにした彰之の心理描写も見事だ。密度の濃い内容で読むのにかなり時間がかかったが、とても印象深い作品だった。



| 高村 薫 | 17:51 | comments(0) | ゆこりん |


照柿(高村薫)

合田雄一郎は駅のホームで女性の飛び込み事故に遭遇し、そこで一人の女性を目撃する。名前は佐野美保子。事故直後に走り去った男性の妻だった。雄一郎が一目ぼれした美保子の陰には、幼なじみの野田達夫がいた・・・。

達夫は雄一郎の影であり、雄一郎は達夫の影だった。互いに相手を見つめたとき、自分自身の一番見たくない部分を見たような、そんな気がしたのではないだろうか。彼らはまるで、背中合わせに生きてきたようだ。そんな二人が、美保子を挟み対峙する。もし美保子が達夫と何の関係もなかったら、雄一郎もそこまでこだわらなかったのではないのか?もし雄一郎が美保子を気にかけなかったら、達夫の行動ももう少し違ったものになったのでは?いったん狂いだした歯車は思わぬ事態を招く。人を狂気に駆り立てるものはいったい何か?作者は緻密な描写で、読み手さえその狂気の中に引きずり込んでいく。内容の濃い、読み応え充分な作品だった。



| 高村 薫 | 17:22 | comments(0) | ゆこりん |


神の火(高村薫)

日本海の海に面した断崖に、原子力発電所はあった。「完璧とも思える防護システムを誇るこの発電所の原子力の火を消し去ること。」目的は果たして達成されるのか?不可能と思われる出来事に立ち向かう二人の男がいた・・。

それぞれの国の思惑、個人の利害関係が複雑に絡み合う。緻密な文章は高村さんの特徴だが、緻密すぎてちょっとついていけなかった。原子力発電所の構造、機密文書を収めたデーターの解析など、何度も読み直した。とにかく難解な作品だった。日野と島田、この二人がなぜ原子力発電所の火を消そうとするのか、その理由もピンとこなかった。「男のロマン」で片付けるのは、あまりにも安易過ぎるだろうか?



| 高村 薫 | 07:57 | comments(0) | ゆこりん |


リヴィエラを撃て(高村薫)

「ジャック・モーガンが 《リヴィエラ》 に殺される!」若い女が、悲痛な声を上げて110番してくる。しかし、その女もジャック・モーガンも、何者かに殺される。二人が暮らしていた部屋に残されたものは生後6ヶ月の赤ん坊と、十数枚のピアノ曲のレコードだった。ピアノの演奏者はノーマン・シンクレア。《リヴィエラ》 とはいったい何を意味するのか?

ジャック・モーガンが日本で殺された理由とは?そんな中突然、ノーマン・シンクレアの東京公演が決定される。ノーマンの目的はいったい何か?国際国家、組織などのいろいろな思惑が交錯し渦巻く中、さまざまな人間の血が流れる。コードネーム 《リヴィエラ》 の謎を抱えたまま、物語は突っ走る。複雑な社会背景と人間関係が、緻密な文章で組み立てられていく。「腰をすえてしっかり読まなければ、その複雑な関係が頭の中で混乱してしまう。」そう思いながら読んだ。国家や組織に翻弄される人間の愚かさ、無力さ、悲しさ、そういうものが見事に描かれた、読みごたえのある1冊だった。



| 高村 薫 | 14:00 | comments(0) | ゆこりん |


地を這う虫(高村薫)

奇妙な連続空き巣事件が発生。被害宅は仕事場への道の途中の家だった。克明な観察とメモをもとに謎を解き、犯人像に迫っていく。表題作「地を這う虫」を含め、4編の短編を収録。

緻密な長編ミステリーでおなじみの高村薫だが、短編の中にもキラリと光るものがある。お抱え運転手、サラ金取立て屋、警備員など、日の当たらないような仕事に就いている男達の心情が細やかに描かれている。読み応えのある1冊。



| 高村 薫 | 15:01 | comments(0) | ゆこりん |


レディ・ジョーカー(高村薫 )

様々な人生を送る男達が集まって、ある誘拐計画をたてた。誘拐相手はなんと人ではなく、会社丸ごとだった!

いろいろな人間の思惑が交錯する中で、誘拐計画がたてられ、そして実行に移されていく。そのやり方とは、また身代金の受け渡し方法は?作者の緻密な文章が光る作品です。長い作品ですが、最後まであっという間に読んでしまいました。



| 高村 薫 | 15:50 | comments(0) | ゆこりん |


黄金を抱いて翔べ(高村薫)

銀行本店の地下に眠る6トンの金塊。6人の男達がしくんだ金塊強奪計画とは?ハイテクを駆使した防御システムは突破可能なのか?日本推理サスペンス大賞受賞作品。

緻密で、迫力ある文章は、さすがです。最後まで飽きさせないで、読者をグイグイ引っぱっていきます。彼女の作品の魅力は、デティ−ル(細部描写)がしっかりしているところからくるのではないでしょうか。デビュ−作です。



| 高村 薫 | 15:41 | comments(0) | ゆこりん |