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花宴(あさのあつこ)

結婚しても、子供ができても、絶対に忘れることができない人がいる。
嵯浪藩勘定奉行西野新左衛門のひとり娘紀江は、結婚後もある男の面影を追い求めていた。そんな紀江の身辺に不穏な空気が漂い始める。西野家にも黒い陰が忍び寄っていた・・・。

夫の勝之進には申し訳ないと思いながら、一度は縁談がまとまりかけた相手・三和十之介のことを、紀江はいつまでも忘れることができなかった。「妻の心の中には、別の男がいる・・・。」夫である勝之進が気づかないはずはない。つらい思いを味わっていただろう。けれど、そういう勝之進の心情が伝わって来ない。根本的に、勝之進という人物そのものがきちんと描かれていないような気がする。それは他の人物に対しても言える。人物描写不足が、話を薄っぺらいものにし、感情移入も阻んでいる。紀江という人物にも好感が持てない。話の設定や展開も目新しさがなく安易だ。ラストの紀江と十之介の描写も迫力に欠ける。この本の帯には、「夫婦の悲哀を描ききった感涙の時代小説」という言葉があったが、正直疑問だ。描ききれていないと思う。感動できず、不満だけが残る作品だった。



| あさの あつこ | 16:46 | comments(0) | ゆこりん |