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火星に住むつもりかい?(伊坂幸太郎)

住人同士が監視しあう社会。密告された者は、拷問され身に覚えのない罪を告白させられる。そして、その先に待っているのはギロチンによる処刑だった・・・。「平和警察」と呼ばれる組織は暴走を続ける。だが、その組織に敢然と立ち向かう正義の味方が現れた!はたして彼の正体は?

世の中の平和を保つため危険分子を取り除こうとする。だが、それはしだいにエスカレートし、罪のない者まで捕えられ処刑される事態となる。けれど、一般市民はそれをおかしいとは思わない。「あの人は危険人物だったのだ。」と納得してしまう。まるで、集団洗脳だ。「何が正義なのか?」その定義さえあいまいになって来る。このような状況も、そして処刑の描写も、読んでいて背筋がぞっとした。相互監視、密告、規制強化・・・。現実社会でこれほど極端なことは起こらないだろうとは思う。けれど、似たようなことは起こり得るかもしれないと思うとたまらなく怖い。
最初は読むのに時間がかかったが、後半は一気だった。逃げ場のない状況・・・。「火星に住むつもりかい?」このタイトルが特別な意味を持って重くのしかかってくるような気がした。変わってほしい! いや、変わらなければならないのだ! 強くそう願う。読後はほろ苦さが残るが、読みごたえのある作品だった。



| 伊坂 幸太郎 | 20:05 | comments(0) | ゆこりん |