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田園発 港行き自転車(宮本輝)

15年前、九州に出張に行ったはずの父が富山で亡くなった。病死だった。「なぜ父は家族に内緒で富山に行ったのか?」その問いの答えを捜すために、真帆は富山へと向かった。

愛したり愛されたりしながら人は生きていく。だが、時にその愛は、他の者を傷つけることもある。真帆の父の行動は決して肯定できない。そのことが家族を不幸な気持ちにさせたからだ。けれど、一方で他の人たちに幸せを与えたことも確かである。生と死。幸福と不幸。表裏一体であるそれらについて、作者は実に細やかに描いている。おだやかに、ただおだやかに時は流れる。そして、さまざまな人生を送っている人たちは、ある一点に収束していく。その過程は、読み手の心にほんのりとした温もりを与えてくれる。未来に明るさを期待できるラストも、とても印象的だった。物足りなさを感じる部分はあったが、まあまあ面白い作品だと思う。



| 宮本 輝 | 15:05 | comments(0) | ゆこりん |