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七色の毒(中山七里)

中央自動車道で高速バスが事故を起こした。死亡1名、重軽症者8名の大惨事となる。犬養は、テレビに映し出された運転手の様子に違和感を覚える。運転手と死亡した乗客との間には、果たして何があったのか?「赤い水」を含む7編を収録。

人の悪意。作者はそれを七つの色を使って描き出した。「赤い水」では、運転手の”怨み”の怖さを実感した。ラストの意外な真実にも驚かされた。「黒いハト」では、心の奥底に隠された残忍さを見せつけられた。「黄色いリボン」では、大人の身勝手さの犠牲になった子供が哀れだった。その他の作品も、人の悪意の怖さを存分に描いている。強烈なインパクトはないが、じわじわと迫って来る怖さがある。
憎しみ、恨み、妬み・・・。それらのものに心が囚われたとき、人は豹変する。善人と悪人は紙一重の差でしかない。やはり、この世の中で一番怖い存在は人間なのだ。この作品は、それを私たちに教えてくれる。



| 中山 七里 | 21:24 | comments(0) | ゆこりん |