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明日のことは知らず(宇江佐真理)

八丁堀の町医者・松浦桂庵の母親の美佐は、伊三次とも顔見知りだった。その美佐が、突然亡くなった。事故死だった。伊三次は、美佐の死が本当に事故死なのか疑問を感じ調べ始めたのだが・・・。「あやめ供養」を含む6編を収録。髪結い伊三次シリーズ11。

「あやめ供養」では、思わぬことで命を落とすことになった美佐について描かれている。母の米寿の祝いができなくなってしまった桂庵の胸の内を思うと心が痛む。お金のために罪を犯す。それはいつの時代にもあるのだと思うと、暗澹たる気持ちになる。
「赤のまんまに魚そえて」では、自分勝手な非情な男に惚れた女性の悲劇を描いている。読んでいてとても切なかった。
「明日のことは知らず」では、伊三次の息子・伊与太と不破友之進の娘・茜について描かれている。伊与太は、悲劇に直面したときに思わず茜の名前を口にした。伊与太の茜を想う気持ちが強く伝わってくる。その茜は、奉公先のお家騒動に巻き込まれようとしていた。茜も伊与太に想いを寄せているが・・・。いったいこのふたりはこの先どうなるのか?とても気になるところだ。
いい悪いに関わらず、時は流れていく。その時の流れの中で、老いていく者もあれば、成長していく者もある。この先どんな未来が待っているのか、それは誰にも分からない。分からないからこそ、人は今を大切に生きなければならないと思う。
味わいがあり深い余韻を残す、面白い作品だった。



| 宇江佐 真理 | 00:04 | comments(0) | ゆこりん |