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ピポクラテスの憂鬱(中山七里)

「アイドルの転落死は事故ではなかったのか?」
アイドルの死を転落事故と結論づけた警察。だが、コレクター(修正者)と名乗る人物のネットへの書き込みが、その死に疑問を抱かせた。警察からの協力を依頼された浦和医大法医学教室だったが・・・。「堕ちる」を含む6編を収録。「ピポクラテスの誓い」シリーズ2。

「普通死だと思われているが、実は事件性のある死かもしれない・・・。」
それを証明するためには解剖するしかない。だが、司法解剖はお金がかかる。しかも、予算は限られている。浦和医大法医学教室の、型破りな光崎、外国人の準教授・キャシー、個性的なそのふたりに鍛えられている真琴。おなじみの3人に、これまた個性的な刑事・古手川が絡んでくる。コレクターの書き込みに右往左往しながら、真琴や古手川たちは徐々にコレクターの真意に迫っていく。短編集だが連作となっていて、少しずつ真実が見えてくるのは興味深い。単に自殺だと思われていたのに、実は・・・。そういう意外性もあり、なかなか面白かった。



| 中山 七里 | 22:22 | comments(0) | ゆこりん |