トップページへ♪
MY SITE & MAIL

トップページへ♪ メール♪
日記のblogです♪

SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
日本の作家
<あ行> ------------ <か行> ------------ <さ行> ------------ <た行> ------------ <な行> ------------ <は行> ------------ <ま行> ------------ <や行> ------------ <ら行> ------------ <わ行> ------------ <その他> ----------
海外の作家
Search this site.

PROFILE
OTHERS
MOBILE
qrcode

<< 証し(矢口敦子) | main | 山の屍(森村誠一) >>
夜叉桜(あさのあつこ)

ひと月の間に3人の女が殺された。手口は同じ。3人とも鋭利な刃物で喉を掻き切られていた。3人目の犠牲者おいとが遠野屋の手代信三の幼なじみだと知った信次郎と伊佐治は、再び遠野屋とかかわることになるのだが・・・。「弥勒の月」の続編。

人は、状況しだいで弥勒にも夜叉にもなる・・・。ほんのささいなきっかけから人を殺し続ける。置かれている立場の変化で、やさしく温厚な人物から冷酷な人物へと変わっていく。状況の変化は、やがて遠野屋の主人清之介の立場も微妙に変えようとしている。兄との関係はこれからどうなるのか?迫り来る闇の手からおのれを守ることができるのか?また、清之介にゆだねられた命の行く末は?ますますこのシリーズから目が離せない。今回も前作の「弥勒の月」同様に、人の心が抱えているものの切なさに胸を打たれた。これから先、はたして救いはあるのだろうか・・・。



| あさの あつこ | 16:48 | comments(0) | ゆこりん |