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アフリカの蹄(帚木蓬生)

アメリカの国立防疫センターで火災事故が発生し、医薬品20万トンが灰になった。同じ頃アフリカでは、恐るべき事態が起こっていた。絶滅したはずの天然痘が黒人の間で大発生した。日本の若き医師作田は、黒人に対する激しい人種差別の中、天然痘との闘いに敢然と挑むのだが・・・。

以前は、私たちの想像をはるかに超える黒人に対する激しい人種差別があった。彼らは、全ての権利や人としての尊厳さえも奪われ、家畜や物以下の扱いを受けた。白人にとっては目障りな存在でしかなかったのだ。この作品は、そういう時代の物語だ。白人たちは、黒人を排除するために「天然痘」を流行させる。予防接種を受けていない黒人の子供たちが次々に命を落としていく描写は読むのがつらかったが、黒人を救おうとする作田たちと排除しようとする者たちとの闘いは、読み応えがあった。やがて、作田たちの勇気と信念は、社会を大きく動かしていく。苦しんでいる黒人たちに手が差し伸べられた時には、感動を覚えた。たとえ外見が違っても、人はみな平等に生きる権利がある。この作品を読んで、あらためてそのことを強く感じた。



| 帚木 蓬生 | 16:42 | comments(0) | ゆこりん |