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最後の証人(柚月裕子)

状況証拠、物的証拠はすべて揃っている。被告人の有罪は明らかだった。だが、被告人は無罪を訴える。弁護士の佐方は、この事件の裏側に隠された真実に迫っていく・・・。

実に巧妙に作り上げられた殺人事件。その裏側にはいったい何があるのか?佐方の鋭い考察力がその真相に迫るが、そこには高瀬夫妻の深い悲しみがあった。裁かれるべきはずなのに裁かれない。力やお金で真実を捻じ曲げられる。正義の味方であるはずの警察も汚れている。彼らの悲しみや怒りを癒してくれるものは何もない。高瀬夫妻に残された道は、おのずと限られてくる。たとえそれが非難されるものだとしても・・・。このふたりが哀れでならない。
ラストは驚いた。それと同時に、高瀬夫妻の強い信念を感じずにはいられなかった。かけがえのないものを失った悲しみが痛いほど伝わってくる。ストーリー展開にぎこちなさを感じる部分もあったが、全体的には読みごたえのある面白い作品だと思う。



| ”ゆ” | 15:44 | comments(0) | ゆこりん |