トップページへ♪
MY SITE & MAIL

トップページへ♪ メール♪
ホームページです♪
日記のblogです♪

SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
My Book
日本の作家
<あ行> ------------ <か行> ------------ <さ行> ------------ <た行> ------------ <な行> ------------ <は行> ------------ <ま行> ------------ <や行> ------------ <ら行> ------------ <わ行> ------------ <その他> ----------
海外の作家
Search this site.

PROFILE
OTHERS
MOBILE
qrcode

<< キケン(有川浩) | main | 夢を売る男(百田尚樹) >>
死神の浮力(伊坂幸太郎)

娘を殺された山野辺夫妻は、犯人に対し復讐することを決意していた。周到な準備がなされる中、夫妻の元をひとりの男が訪問する。
「大事な情報を持ってきたんだが、中に入れてくれないか」
それは、死神の千葉だった。山野辺夫妻と千葉の七日間を描いた作品。

「死神の精度」の千葉が帰って来た♪「可」か「見送り」か?千葉の七日後の判断が気にかかる。山野辺夫妻は、七日の間に復讐を果たさなければならない状況だ。だが、夫妻は千葉が死神だということも、期間が限られていることも知らない。そんな状況の中で思いは遂げられるのか?一方、山野辺夫妻の娘を殺した男本城の残虐性は、読んでいても腹立たしいかぎりだ。人の命をもてあそび、人が嘆き悲しむ姿を見て喜ぶ。こんな人間は絶対に許すことができない。山野辺夫妻の本城への復讐に関わることになった千葉。感情がまったくない千葉の言動はユーモラスな面もあるが、ときにはゾクリとするほどの冷たさを持つ。「千葉が少しでもいいから山野辺夫妻に対し同情してくれたなら。」死神にこんな期待をするのはやはり無理か?感情を持たない者が物事を判断するとこうなってしまうのか?ラストのまとめ方は、ちょっと意外だった。真実を知っているのは死神のみ・・・。個人的には山野辺夫妻にもう少し救いがほしかったと思う。読後はほろ苦さが残ったが、読んで楽しめる作品だと思う。



| 伊坂 幸太郎 | 19:46 | comments(0) | ゆこりん |