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レクイエム(篠田節子)

祥子が介護士をしている老人病院に、伯父は偶然入院してきた。ベッドの上で伯父は、戦争中の自分の体験を淡々と語り始める。その驚くべき内容。祥子はなぜ伯父が宗教の世界に身を置いたかを、ようやく理解したような気がした・・・。表題作「レクイエム」を含む5編を収録。

人の心の中にあるひずみ。それが見せる幻なのか?作者の描く世界はとても不思議な世界だった。逝く者と見送る者、心のすき間を埋めようとする者、人生を振り返る者、語られる悲惨な過去の話に耳を傾ける者。そのどれもが悲哀に満ちている。特に「レクイエム」は読んでいて切なかった。自分が生きるためにしたことは、結局自分の人生を狂わせていく。他に選択肢などあるはずもなかったのに。読後、泣きたくなるような思いが心に残った。



| 篠田 節子 | 16:29 | comments(0) | ゆこりん |