トップページへ♪
MY SITE & MAIL

トップページへ♪ メール♪
ホームページです♪
日記のblogです♪
つぶやいてます♪
Instagram

SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
My Book
日本の作家
<あ行> ------------ <か行> ------------ <さ行> ------------ <た行> ------------ <な行> ------------ <は行> ------------ <ま行> ------------ <や行> ------------ <ら行> ------------ <わ行> ------------ <その他> ----------
海外の作家
おっ!本♪
Search this site.

PROFILE
OTHERS
MOBILE
qrcode

花桃実桃(中島京子)

花村茜、43歳独身。その彼女が、会社を辞め、急逝した父が遺したアパートの大家になった。そのアパートで暮らすのは、ちょっと変わった人たち・・・。茜とアパートの住人たちが織りなす心温まる物語。10編を収録。

このアパートの住人達は、ひと味もふた味も違う。父の愛人がいたり、整形マニアがいたり、中にはこの世のものではない人も・・・。そんな奇妙な住人たちに囲まれて暮らす茜だったが、ずっと疎遠になっていた父の姿がおぼろげながらわかってくる。父が何を考えどう生きてきたのか、それを知ることにより茜自身も少しずつ変わり始める。「自分にとっての幸福とは何か。」それが分かった時、手にしたさやかな幸福をずっと大切にしようと決心する。
大きな刺激があるわけではない。なんだかふわふわとした感じの話だったが、読んでいて楽しかった。読後、心にほのぼのとしたものが残る、心地よい作品だった。



| ”な” その他 | 22:28 | comments(0) | ゆこりん |


天の梯(みをつくし料理帖10)(高田郁)

医師源斉の言葉に深く感銘を受けた澪は、自分が料理人としてどう生きるべきかをはっきりと見定めた。一方、野江の身受けのための四千両をどうするか悩んだ澪は、「鼈甲珠」を使い勝負に出る・・・。

澪自身や澪を取り巻く人たちに、さまざまな問題や悩みがあった。はたして最終巻でどうまとめるのか、とても気になっていた。作者は、見事に物語を収束させた。誰も不幸にならずに、それぞれの道を着実に歩んでいく。本当に見事な終わり方で、読んでいて胸がいっぱいになった。この最終巻の巻末に付いている料理番付けも、澪たちのその後を物語っていてすごくよかった。みんながんばっているのだと思うとうれしくなる。
この作品に登場する人たちのように、人を想いやる心を持って毎日生活できたら素晴らしいことだと思う。作者はこの作品を通して、私たちが忘れかけていた大切なものを思い出させてくれた。10巻はあっという間で、長いとは思わなかった。「みをつくし料理帖」は、とても感動的な作品だった。「できればもっと澪たちの物語を読みたい。」と、切に願う



| 高田 郁 | 22:17 | comments(0) | ゆこりん |


美雪晴れ(みをつくし料理帖9)(高田郁)

つらいことばかりだった芳にも、ようやく幸せが訪れようとしていた。一方、澪は野江の身受けという大きな目標を実現するために、つる屋を離れてひとり立ちする準備を進める。人それぞれ、おのれの進むべき道を歩み出そうとする。「みをつくし料理帖」シリーズ9。

いろいろ苦労をし、さまざまな人に支えられてここまで来た澪だった。だが、ここからはひとりで生きていく決心をする。野江の身受けのために澪が考えた出したのが「鼈甲珠」だった。澪はあくまでも料理人として勝負しようとする。けれど、作るのにも売るのにも限界がある。こんなことをしていたら、身受けはいったい何年先になるか分からない。読み手はやきもきするばかりだ。次はいよいよ最終巻。さまざまな問題はどう解決されるのか?楽しみでもあるが、次で終わってしまうのだという寂しさもある。澪の願いがどうか叶いますようにと祈らずにはいられない。シリーズ9も面白かった。

巻末の特別収録「富士日和」はふたりの人物について書いてあるが、本編では知り得なかったことなのでとても興味深かった。



| 高田 郁 | 23:33 | comments(0) | ゆこりん |


残月(みをつくし料理帖8)(高田郁)

吉原が火事になった時に又次に命を助けられた摂津屋が、澪を訪ねてきた。又次の言葉の意味するものを知りたいと言うのだ。澪は、自分と野江との関係を言い出せずにいたのだが・・・。「みをつくし料理帖」シリーズ8。

吉原の火事をきっかけに、澪と野江の周辺にも変化が生じる。摂津屋は、澪と野江の過去を調べようとしていた。澪は、又次との約束もあり相変わらず野江の見受けのお金をどう工面するか悩んでいた。野江の身受けにかかるお金は四千両だ。そんな大金を、はたして澪は用意できるのか?一方、芳はやっと息子の佐兵衛と会うことができたのだが、佐兵衛は料理の道には戻らないという。その理由はまだ明かされない。澪と登龍楼との関係も微妙なものになっていく。芳の人生も大きく変わろうとしている。シリーズ8では、いろいろな人の運命が今までとは違う方向へ動き出そうとしている。読んでいると心配なことばかりで、登場人物たちのこれからの人生が気になってしょうがない。残り2冊、今後の展開がとても楽しみだ。面白かった。



| 高田 郁 | 23:38 | comments(0) | ゆこりん |


夏天の虹(みをつくし料理帖7)(高田郁)

澪は決心する。自分の料理を喜んで食べてくれる人のために、これからも料理を作り続けようと。だがそれは、小松原との別れを意味していた・・・。一方、思いがけない不幸が澪を襲った。澪は、料理人として生きていくことができるのか?「みをつくし料理帖」シリーズ7。

澪は、はっきりと自分の道を見定めた。たとえそれが愛する人と別れることになっても後悔しないという決意で。たった一度の人生をどう生きるか?人生の分かれ道に立った時、どちらを選択するかは難しい。一度選んでしまえば、もう後戻りはできないのだ。
料理人として生きる決意を固めた澪だったが、思いがけない不幸が澪を襲う。だが、周囲の人たちの支えと助けで、澪は何とか料理を作り続ける。吉原「翁屋」の料理番・又次は、良き相棒として澪を支えてくれた。ラストでは、その又次にも思いがけないことが起きる。かなり衝撃的だった。野江はこの先どうなるのか?澪の願いは本当にかなうのか?ますます目が離せない。面白かった。



| 高田 郁 | 22:20 | comments(0) | ゆこりん |


心星ひとつ(みをつくし料理帖6)(高田郁)

翁屋の桜主伝右衛門、登龍楼の采女宗馬。このふたりがそれぞれ持ってきた話は、料理人としての澪の今後を左右する重大な話だった。一方、小松原との関係も思わぬ方向へ・・・。はたして、澪の進べき道は?「みをつくし料理帖」シリーズ6。

幼なじみの野江のいる翁屋の桜主伝右衛門が、澪に吉原での天満一兆庵再建の話を持ってきた。一方、登龍楼の采女宗馬からも、神田須田町の登龍楼を売るのでつる屋をそこに移さないかという話があった。澪の心は揺れ動く。世話になっているつる屋の主・種市のことを考えるとつる屋の移転の話を取るべきだが、芳や佐兵衛のことを考えると天満一兆庵再建の話を取るべきなのだ。一方、小松原との関係も思わぬ展開を見せる。武家に嫁ぐことが不可能ではなくなった。周りの人たちのことを考えすぎて、澪は自分の進むべき方向を見失いそうになる。揺れ続ける心。けれど、澪はついに決心する・・・。
何かを取れば何かが犠牲になる。自分の取りたいものすべてを取ることはできない。澪の決心は仕方のないことかもしれないが、悲しい決心でもあった。はたして、その決心がそれでよかったのか?これからの澪の生き様がとても気になる。今回も、面白かった。



| 高田 郁 | 21:54 | comments(0) | ゆこりん |


小夜しぐれ(みをつくし料理帖5)(高田郁)

日本橋伊勢屋の美緒がつる家を訪れ、澪の前で突然泣き始めた。伊勢屋の主で美緒の父の九兵衛が、美緒に婿をとらせようとしているというのだ。医者の源斉に想いを寄せる美緒のことを思うと、澪はいたたまれなくなったのだが・・・。「みをつくし料理帖」シリーズ5。

シリーズ5もさまざまなできごとが起きるが、澪はおのれの目標をしっかりと見定め、それに向かって突き進んでいこうとする。天満一兆庵の再建、野江の身受け、そのふたつは不可能と思われるほどの困難さだ。つる屋で料理の腕をふるう澪だが、はたしてそれが澪の願いをかなえることとどう結びついていくのか?これからの展開がとても気になる。澪と小松原の関係も、ゆっくりと動き出している。ふたりの今後は・・・?
今回もおいしそうな料理がたくさん出てきた。当時は菜の花がとても貴重なものだったとは知らなかった。なので、菜の花尽くしの料理の描写は圧巻だった。
読めば読むほど、どんどんこの作品にのめり込んでいく。面白かった。



| 高田 郁 | 22:42 | comments(0) | ゆこりん |


今朝の春(みをつくし料理帖4)(高田郁)

普段はお酒を出さないつる屋だが、月に3度「三方よしの日」にはお酒を出すことにした。澪と助っ人の又冶の作る料理も評判になる。そんなある日、澪は戯作者清右衛門が吉原のあさひ太夫を題材に戯作を書こうとしていることを知る。「野江のことが公になってしまう!」澪は心を痛めるのだが・・・。「みをつくし料理帖」シリーズ4。

野江のこと、伊佐三・おりょう夫婦の問題、そしてつる屋と登龍楼との料理対決など、今回も読みごたえ充分だった。清右衛門に戯作を書くことをあきらめさせるにはどうすればいいのか?伊佐三の浮気疑惑はどうなるのか?そして、つる屋と登龍楼との料理対決の前に澪にアクシデントが!困難な状況を澪はどう乗り越えていくのか?ハラハラしながら読んだ。この他にも、伊勢屋の美緒に大奥奉公の話が持ち上がり、澪が包丁使いの指南役を任された話が収録されている。
だんだんと澪を取り巻く状況も変化している。うれしいことばかりではない。悲しいこともいろいろある。さまざまなことを経験し、澪は成長していく。面白かった。次回も期待したい。



| 高田 郁 | 22:31 | comments(0) | ゆこりん |


想い雲(みをつくし料理帖3)(高田郁)

ある日つる屋に、神田永富町の版元「坂村堂」の店主と戯作者の清右衛門が訪れる。澪の料理をひどく気に入った坂村は、自分のところに雇い入れている料理人にこの味を覚えさせたいと言いだした。翌日やって来た料理人は、何と!かつて天満一兆庵の若旦那・佐兵衛とともに働いていた富三だった・・・。「みをつくし料理帖」シリーズ3。

富三が語る佐兵衛の失踪の原因は、衝撃的なものだった。「まさか佐兵衛がそんなことを・・・。」母親である芳は衝撃を受ける。はたしてそれは真実なのか?また、シリーズ3では、吉原にいる幼なじみの野江とのつかの間の再会も描かれている。大阪の水害で死んだと思っていた野江。吉原にいることが分かってからも、そう簡単に会うことはできなかった。野江はこれから先どうなるのか、そのことも気にかかる。一方、澪がほのかに想いを寄せている小松原の存在も気になる。小松原には何か秘密がありそうだ。
今回もとても楽しませてもらった。澪が作る料理もおいしそうで、「食べたい!」と思うものばかりだった。次回も楽しみだ。



| 高田 郁 | 21:17 | comments(0) | ゆこりん |


花散らしの雨(みをつくし料理帖2)(高田郁)

神田御台所町にあった店が焼失した後、元飯田町に場所を変えてつる屋は新たなスタートを切った。忙しくなったつる屋は、新たに下足番としてふきという少女を雇い入れた。だが、ふきを雇い入れた頃から、澪の創作料理がライバル店である登龍楼から先に出されるようになった。澪は、ふきの不審な行動に気づくが・・・。「みをつくし料理帖」シリーズ2。

幼い少女が大人たちの妬みや恨みのために利用された。ふきとその弟の過酷な運命を思うと胸が痛んだ。このふたりはこれからどうなるのか、目が離せない。
また、澪たちと同じ長屋に住むおりょうの息子・太一が麻疹に罹った時の描写も印象に残った。伊佐三とおりょうの息子・太一は、実の親を火事で失い、そのショックから口がきけなくなっていた。だが、伊佐三とおりょうは、実の子同様に太一をかわいがっていた。その太一が麻疹になってしまう。当時は命にかかわる大変な病気だ。生きるか死ぬか?ふたりの懸命の看病が胸を打つ。そして、このことがきっかけで、澪、芳とおりょう一家との間に固い絆ができる。助けられたり、助けたり。人情味にあふれる話は感動的だ。
まだまだ謎もある。これから先どうなるのか気になることもたくさんある。次回が楽しみだ。とても面白かった。



| 高田 郁 | 22:08 | comments(0) | ゆこりん |