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銭売り賽蔵(山本一力)

公儀が金座後藤家を督励して開所を進める亀戸銭座。銭座請け人、橋本、中西、千田の3人は、深川銭座の行く末を、両替商ではなく、町場の銭売りの賽蔵に託すことを決心する。深川銭座の生き残りをかけた賽蔵の勝負が始まろうとしていた・・・。江戸深川を舞台にした心温まる物語。

作者得意の江戸人情物語。今回の舞台は深川銭座。銭にかける熱い思いを描いている。「困っているときはお互いさま。」この言葉が心地よく響く。支えあって生きていく人々。義理と道理を重んじる世界。当時の暮らしぶりがいきいきと伝わってくる。一人では無力かもしれない。でもみんなが力を合わせれば、困難なことも乗り越えられる。読みながらそう思った。亀戸銭座と深川銭座の勝負の行方は?やはり人情は強かった!



| 山本 一力 | 13:42 | comments(0) | ゆこりん |


辰巳八景(山本一力)

時が流れ、季節が移り変わっても、変わらないものがそこにはあった。江戸の町に生きる人たちのさまざまな思いを、しっとりと描いた8編の作品を収録。

ろうそく問屋のあるじ、煎餅屋の娘、辰巳芸者、鳶の女房など、この作品に出てくる人たちは、江戸の町に根づき暮らしている人ばかりだ。それぞれに、時には苦悩し、時には涙し、そして時には笑顔で人生を送っている。思いは違えども、一生懸命生きていることに変わりはない。作者は温かなまなざしでそれを描いている。どの作品も江戸に生きる人たちの人情があふれている、ほろりとくるものばかりだった。



| 山本 一力 | 15:20 | comments(0) | ゆこりん |


だいこん(山本一力)

江戸の町に、人々に愛され繁盛している「だいこん」という一膳飯屋があった。その店を切り盛りするつばきと、つばきを取り巻く人々の、心温まる人情物語。

幼い頃から両親を手伝い、妹たちの面倒をみてきたつばき。やさしさと強さを備えたその性格は、誰からも愛された。得意な料理を生かすため一膳飯屋を始めるが、その商才には目を見張る。店は味だけで繁盛するわけではない。店とお客の信頼関係も大切なことだ。読んでいて「なるほど!」と思うところが何箇所もあった。店は人々から愛された。だがつばきには、一人の女性として幸せになってほしい。読後そんな思いが残った。



| 山本 一力 | 17:02 | comments(0) | ゆこりん |


あかね空(山本一力)

京都からやってきた永吉が豆腐屋を開いたが、最初は京風豆腐になじみのない江戸の人たちには受け入れられなかった。一生懸命永吉を手伝うおふみ。やがて二人は夫婦となり、力をあわせて店を大きくしようとするが・・・。豆腐屋「京や」を舞台に、永吉・おふみ夫婦と彼らの子供の栄太郎・悟郎・おきみ、この五人の家族を描いた人情味あふれる作品。

ちょっとした出来事が心をすれ違わせることもある。大きな悲しみが人を変えてしまうこともある。だが、永吉がおふみを、おふみが永吉を慕う気持ちは、出会いの頃からずっと変わることはなかったと思う。いがみ合い、憎しみあったとしても、家族はやはり家族なのだ。きょうだい同士の確執も、いつかは消えていく。お互いがお互いの本当の心を知ったとき、そこから新たな家族の絆が生まれる。読み終えたあと、家族の大切さをあらためて思った。



| 山本 一力 | 16:13 | comments(0) | ゆこりん |


梅咲きぬ(山本一力)

深川の老舗料亭「江戸屋」。その三代目女将秀弥は、娘の玉枝に四代目女将としての心がまえをひとつひとつ教えていた。その母娘や、深川で暮らす人々の心情を細やかに描いた、心にしみる作品。

自分の娘でも容赦はしない。秀弥は娘の玉枝を厳しくしつけるが、そこには確かな愛情があった。玉枝もそれが分かるから、つらいことにも耐えていく。母と娘の凛とした関係は読んでいて胸を打つ。秀弥や玉枝、そして深川に生まれ育った人たちが助け合い、困難を乗り越えていくさまも感動的だ。
信頼とか、思いやりとか、お金では決して得ることのできないものがそこにはある。自分が困っているときでも他人を助けようとする。そのことが、いつかめぐりめぐって自分を助けることになる。そういう大切なことを、私たちは忘れてしまっているのではないだろうか。作品の中で、いろいろな人たちの口から語られる言葉は、どれも胸にしみてくる。読んだあとも心に強く余韻が残った。一人でも多くの人に読んでもらいたい。



| 山本 一力 | 14:37 | comments(0) | ゆこりん |